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うずめの『お一人さま』サイパン旅行記
2014年1月26日 (日)

おまけ…もしくはあとがき

 

20回連載で切り良く完を迎えたうずめの『お一人さま』サイパン旅行記。が、何か忘れているような気が…。そう言えばどうしてサイパンに行くことになったのか。其の①に記したように「スイッチを入れる」ために南南東のサイパンを目指したのであった。となるとやはりその「スイッチ」に触れずに終わるわけにはいくまい。

 

そもそも手相家まるちゃんのところに「どーしたら玻璃真人の本が世に広がりますかね~?」という相談に行ったのが始まり。そこから南南東にあるというスイッチを押しに旅立ったのだ。さて、旅を振り返ってみて人生を激変させるような特別な出会いは何もなかった。大手出版社の編集者に出会うわけでも、ありあまる資産をあなたの執筆活動のために役立ててくださいなんていうリッチマンにも出会うわけでもなかった()

現地でスイッチを見つけることはできなかったが、スイッチを持ち帰ることはできたのかもしれないと思う。20日間欠かさずHPにサイパン旅行記を連載することができた。書きながら自分はやはり書いて人に何かを伝えるということが好きなのだと再確認できた。そしてサイパンから帰ってから何人かの方に玻璃真人の本を手渡す機会があり、嬉しいコメントもいただいている。その温かい言葉に勇気をいただき、これからも自分の世界を書くことを続けて行こうかと思う。そうつまりスイッチは私自身にあったのだ。私自身が自分を信じ前に進んでいく…そのためのスイッチだったのだ。すべては私の中にあった。ただそれに気づくことができたのは、一人でサイパンに行くことができた。旅を楽しむことができた。人に自分の感じたことを伝えることができた…今回の旅を通してそんな風に自分を肯定できるようになったからだ。我ながらなんとも回りくどいことなのだが()

 

最後に、前半に登場の大人買いした『ボジョーボー』人形。どんなもの?と気になった方もみえるかもしれないので写真をアップします。もちろん自分用にも購入して、先日の満月の日に願い事をしました。手足の結び方によって二つの願い事ができます。愛、力、富の三つから選ぶのですが、うずめが何を選んだかは秘密…持っている人には分かってしまうのですが()

ではこれにてあとがきを終了させていただきます。ありがとうございました。

2014-01-28 Tue 12:06:33 / Name : ひろりん
そうか、一人で旅に出る事ができて良かったのかもしれない。
一人旅っていいからねぇ〜。
そういう私もこれを読ませてもらって、そろそろ一人旅したくなった。
2014-02-02 Sun 18:59:33 / Name : うずめ
ひろりんさま。旅、特に一人旅は何かそこに導かれるという感じがあります。さてさて、次はどこが呼んでくれるでしょうか?(笑)
登録日:2014-01-26 Sun 15:46:33  |  コメントを書く (2)  |  問い合わせる  ページトップへ

うずめの『お一人さま』サイパン旅行記
2014年1月25日 (土)

其の⑳…ジョン・レノンとペペロンチーノ

 

両脇に店舗が並ぶ広い通路に足を踏み入れると、出口までたくさんのクリスマスディスプレイが並んでいる。立派なツリーもあれば、発砲スチロールやリサイクル品を工夫して飾り付けた手作り感あふれるものもある。6時をまわり少し薄暗くなってきたメインストリートに出る。日本人向けの観光タウン誌N@chan!の発刊もとが経営するカフェ&レストランに入る。現地のスパイシーなフィナデニソースのパスタを注文しようとしたら、ペペロンチーノより辛いよ~と言われたので、ちょっとびびってペペロンチーノそれも辛さ控え目で注文した。夜中には飛行機の中、体調を崩しても困ると思ったのだ。

 

南米のビールを飲みながらペペロンチーノを食べる。十分辛い、ヒーハー辛いが、食べられない辛さではなく美味しくいただく。ペペロンチーノ、ビールぐびっ、添えられたガーリックトーストがぶりを繰り返す。20131225日のサイパンの夜、店内にはジョン・レノンのHappy Christmasが流れている。なんか泣きそうになった。やっぱり天才だと思った。この二日間で体験したさまざまなことを包み込んでくれる曲、Happy Christmas…そしてこのタイトルにはWar isoverという続きがある。サイパンでの戦争は終わった。だが世界のどこかでクリスマスの今日も紛争,戦争が繰り広げられている。いったい私たちは彼の残したこの曲を胸を張って晴々とした心で歌うことができるのだろうか。

 

ほろ酔い気分で店を出てI LOVE SAIPANでお土産を買う。昨日下見をしてあったのであまり迷うこともなくセレクト。まだ十分時間があるので隣のDFSにも立ち寄る。マニャガハ島で会った例のナイスガイ、ナチュラルクリエーターのコーナーを見つけた。白い貝殻のペンダントを購入。自分の唯一のサイパン土産である。ロマンスのかけらと共に日本に持ち帰ることにしよう()ホテルに帰って習ったヨガを復習したりしながら、眠らないように頑張る。どうもお腹の調子がおかしい。これはペペロンチーノに違いない。午前1時半ホテルを後にして空港に向かう。長い待ち時間の間もトイレに通う。飛行機の席が幸運にもトイレのそばでまた通う。関空に着いて皆が降り始めたが最後にもう一度。アテンダントが呆れて看ていた気がする()どうにもこうにも締まりのない最終章となった。

 

トイレ通いの巻で終わってしまってはあまりに悲しい。サイパンで作った詩で最後を締めることにしよう。

 

サイパン

6階のホテルの昼下がり

開け放った窓から入る風 

なぜか心地よい懐かしさ

 

日本の夏の午後に似ている

風 におい 空気 光 しめりけ

幾多の人々が懐かしく思ったであろう

日本の夏 祖国の夏を

大切な人々との日々を

 

この島に消えた命に

その悔しさに

そのせつなさに

どうぞ灯りを

どうか光を

 

うずめのサイパン旅行記にお付き合いありがとうございました。

2014-01-25 Sat 11:20:01 / Name : うずめ
なぜか本文に写真が入りきらなかったので。スノーマン。
2014-01-28 Tue 12:01:50 / Name : ひろりん
最後にトイレで締めるのもなかなかよいです。
登録日:2014-01-25 Sat 11:16:07  |  コメントを書く (2)  |  問い合わせる  ページトップへ

うずめの『お一人さま』サイパン旅行記
2014年1月24日 (金)

其の⑲…カタコトイングリッシュ@ヨガ道場

 

ホテルに到着して一息ついたら次のミッションへ…。二日目の夕方はワンデー体験ヨガに行くことにした。これもマッサージと同じくガイドマップで見つけた。昨日は観光ツアーデスクに頼んで予約してもらったが、ワンデー ヨガをやっているフェスタリゾート&スパは、歩いて行ける距離だし明るい時間帯だったので直接現地に行って申し込むことにした。写真を撮りながら歩く。約10分で目的のホテルに着いた。

 

フェスタリゾート&スパは、宿泊しているハファダイビーチホテルよりゴージャス感があった。フロントのお嬢さんにたずねる。「ワンデー ヨガ?」単語だけだが、とりあえず通じたのか英語で場所を説明してくれるが分からない。フロントカウンターから出てきてくれたお嬢さんが指さした方に向かうとガラス張りの広いホールがあり、入り口にヨガのDMが置かれていた。のぞいてみるとお兄さんが一人いたので、ここでも「ワンデー ヨガ?」と発すると「イエス」と返ってきた。ヨガが始まる5時までまだ一時間ほどあったので参加表明をしたらホテルの散策でもするつもりだったのだが、ヨガティーチャーが椅子を指して、まあ座りなよと言う。ここから先は日本語に翻訳して記す。一応この後の会話もイン イングリッシュである。どっから来た?サイパンで何をした?職業は?的な話をティーチャーはセンテンスでたずね、私はほとんどワードで答える。インドでヨガ教室を開いている若い男性で、ここのホテルと契約して教室とマッサージをやっているらしい。私が昨日はハワイのロミロミとインドのシロダーラをした話をすると「Do you like massage?」とティーチャー。「Yes」と答えると、じゃあインド式マッサージをやってあげようという話になった。ヨガ教室のフロアーでうつぶせになり、何故かマッサージを施してもらっている自分がおかしかったが、昨日のロミロミのグリグリローラーとはまた違う気持ち良さだった。もちろんタダ。おまけにこれまたなかなかのナイスガイである。昨日のマニャガハ島そして今日のヨガ道場、今回の旅は異性運が良いのではないか?もしかしたら南南東の吉方とはこのことか?()

 

それからチャクラや瞑想の話をしているうちに時間が来たのだが、結局体験者は私一人だった。ホテルのスタッフらしき女性が二人来て一緒にヨガをした。教室の内容は良かったが、ホテルに帰って一度やったきりなのでもう覚えていない。「またインドの教室においでよ」とDMをくれた。この1月でここをやめてインドに帰るらしい。残念ながらこの状況ではそれもやむをえまい。それにしてもサイパンでインドの人と一時間余りもカタコトの英語で会話をすることになるとは、人生とは何があるかわからない。これも旅ならではの非日常である。さて残るミッションはスーベニア、お土産の買い物だ。聖なる夜の街へ繰り出すとしよう。


2014-01-24 Fri 08:46:14 / Name : うずめ
ヨガ教室でセルフポートレート
2014-01-28 Tue 11:59:10 / Name : ひろりん
南南東も吉方は。。。う〜ん、そういうことか。
ここでも驚く事にNYに行った我々もインドづいていたよ!
みんなでインド料理を食べ、インドディスコで踊ったのだ!
なんだ、ぐるりと回って南南東はNYでも良かったかも。。。
地球は丸いのだ!
登録日:2014-01-24 Fri 08:44:28  |  コメントを書く (2)  |  問い合わせる  ページトップへ

うずめの『お一人さま』サイパン旅行記
2014年1月23日 (木)

其の⑱…ここから飛び立った悲劇

 

夜中に入国したのでサイパン空港の全貌を目にするのはこの時が初めてだった。帰国も夜中なので、このツアーに参加していなかったら一度もその姿を見ることがなかったかもしれない。サイパン空港の歴史をひも解いてみる。ここは最初日本の空軍が滑走路を造り飛行場として使用していた。サイパン陥落後はアメリカが空軍の飛行場としてそのまま使用した。そして戦後サイパン空港として使用されているのだ。そのため飛行場のそばには今も朽ちた戦車などが放置されている。

 

飛行場の一角に写真入りの記念碑が建てられている。そこには『戦争を終結させた飛行場』と記されている。アメリカ軍がサイパン島を手に入れたかったのは、ここから日本に向けて飛行機を飛ばしたかったからだ。サイパンの陥落は日本の敗戦への始まりでもあった。爆弾を携えたB29が日本を目指して飛び立った。その後のことは語るまでもないだろう。

広島、長崎に落とされた原爆はテニアン島から飛び立ち、空襲で日本の都市を焦土と化した爆弾はこの飛行場から飛び立った。『戦争を終結させた…』確かにそうなのかもしれないがなんだか腑に落ちない言葉だ。戦争について語るのはとても難しい。どちらにも正義があり言い分もある。ただ私の感覚では『戦争の悲劇に拍車をかけた飛行場』ではないのかと思う。数多くの悲劇を生んだ戦闘機が離陸した飛行場。ここに私は降り立ったのだ。そして明日またここから飛び立つ。

 

飛行場を出て海辺に向かったが、なぜかその場所のことはあまり覚えていない。最後に地元の人々の住宅街を走る。戦前の日本風の家屋が二軒ほど現存していた。懐かしい造りだ。そのうちの一軒にはまだ人が暮らしているらしい。車はホテルに向かう。ガイドの津田さんと回ったヒストリカルツアーもいよいよ終わりだ。津田さんからは本当にたくさんの大切なことを教わった。日本人以上に日本のことを思ってくれていた。今回の旅の一番の目的であったツアーが終わった。しかしうずめのサイパンはまだ終わらない。次のキーワードはインドだよ()


2014-01-23 Thu 09:03:45 / Name : うずめ
日本人の家
2014-01-28 Tue 11:53:30 / Name : ひろりん
確かに、戦争の事は語れない。
同じ頃、うずめが行けなかったNYで私はイントレピット博物館へ一人で行った。
もちろん、スペースシャトルを見たかったからだ。
そして戦闘機も展示してある。日本人の私が観に行くにはちょっと心に刺さるものもあった。
登録日:2014-01-23 Thu 09:01:55  |  コメントを書く (2)  |  問い合わせる  ページトップへ

うずめの『お一人さま』サイパン旅行記
2014年1月22日 (水)

其の⑰…戦場跡のメリークリスマス

 

シュガーキング松江春次の学習の後に向かったのは、日本統治時代に使用されていた刑務所跡地。刑務所を見学するというのも変な感じがするが、ここで注目すべきはそのコンクリーの建物に施された工夫と技である。いかに涼を取り込むか、雨にどう対処するかといったことが考慮されている。そして驚くべきはその完成度の高さだ。「日本から社員旅行で来たゼネコンの社長がここを見て社員に言うんですよ。お前らこんな美しい角度でコンクリが仕上げられるか?これはすごい技術だぞ。よく見ておけよ!って」ガイドの津田さんがコンクリートのラインを指差して言った。日本人の技術力驚くべしである。

 

刑務所見学を終えるとメインストリートから外れて舗装されていないわき道を走った。木々に囲まれた道端に車が止まる。『黒木大隊慰霊碑・野戦重砲第9連隊第二大隊の慰霊碑』という長い名前のポイントで、重砲つまり大砲部隊があったところだ。ボロボロの大砲と戦死者の名前が刻まれた石碑がある。津田さんによるとここではこんなことがあったらしい。若い女性のツアー客が石碑見て叫んだそうだ「あ!ひいおじいちゃんの名前がある!!」彼女の話では、家族は曽祖父は満州で戦死したと信じていたそうだが、実際はここで亡くなっていたのだ。またある時は、たまたま津田さんがサービスで老齢の会社の社長をここに連れてきたところ、彼もまた石碑の名前を見て叫んだそうだ。戦争時に自分の部下だった若者の名前がそこに刻まれていたのだ。その男性もまた部下は満州で戦死したものと信じていた。その社長はそれから長い間号泣していたそうだ。当時、軍の作戦として秘密裏に満州からサイパン島へ渡った兵士が多くいた。もちろん家族はそれを知らないので満州が最期の地だと思っているのだ。家族にとっても亡くなった方にとっても報われない話である。

 

津田さんが平たいお線香を取り出して火を付けながら言った。「これ日本の人にもらったんだけど、火がつきにくいんだよね~」ここにお参りに訪れていた関係者の人たちも皆高齢になって日本から来ることができなくなったそうだ。「だから私ができる間は、ここをお守りさせてもらおうと思ってね」津田さんが言った。燃え始めたお線香に文字が浮き出してきた。南無阿弥陀仏…。私も日本から持参していたお線香を燃やしていいかとたずねると、ぜひにと言ってくれた。母方の祖父が南の島で戦死している。このあたりの小さな島だが、津田さんによると日本からの船は一度サイパン島に上陸してから島々に行ったらしい。「おじいさんもきっとサイパンに来てますよ」と言った。ドライバーの男性が樹からもぎとった緑の柑橘を渡してくれた。スダチのようだが、とても甘くて美味しい。自生しているものらしい。写真でしか見たことのない祖父ももしかしたらこれを食べたかもしれないなと思った。碑の前には小さなクリスマスツリーが飾られている。きっと津田さんが持ってきたくれたのだろう。その心遣いに想いの深さを感じる。やっぱりこのガイドさんと回って良かったなと思う。戦場の跡地でそっとつぶやく「メリークリスマス。そしてみなさんやすらかに」


2014-01-22 Wed 10:24:54 / Name : うずめ
刑務所
2014-01-22 Wed 10:26:15 / Name : うずめ
南無阿弥陀仏の文字が浮かびます
2014-01-28 Tue 11:44:36 / Name : ひろりん
そんなこともあるのか。。。知らない事ばかりだ。
2015-02-14 Sat 10:43:27 / Name : KAZOO
2010年に義父と妻との3人でサイパンツアーに行ったときの事を思い出しました。妻の祖父がマリアナ海峡で戦死したらしいとのことで慰霊の旅を義父が望んでしました。なかなか都合が付かずにいましたが思い切って行きました。津田さんのガイドで有意義な旅でした。1日はレンタカーを借りてバンザイクリフなどを巡りました。文章の一語一語があの時のことを思い出させてくれました。有難うございます。
登録日:2014-01-22 Wed 10:18:37  |  コメントを書く (4)  |  問い合わせる  ページトップへ

うずめの『お一人さま』サイパン旅行記
2014年1月21日 (火)

其の⑯…日本人の知らない偉大なる日本人『シュガーキング』

 

マニャガハパラダイスから戻ってシャワーを浴びて、パンと水のお昼ご飯。午後はヒストリカルツアー、歴史探訪に出かける。今回の旅で一番優先させたかったオプショナルツアーである。ツアー客は私の他に年配のお母さんとその娘さんそして若い女性の二人組。ガイドは津田さん。昨日のガイドのテレサさんが、明日は津田さんだから話わかりにくいかもね~と言っていた。ネットでも独特の喋り方で…というコメントを見つけた。しかし日本で申込む時から何となく私はこの人と回りたいと思っていた。昨日は別の女性だったらしいので今日にプランニングして当たりだった。そして実際この津田さんから多くのことを教わることになる。

 

まず向かったのは『シュガーキングパーク』昨日も立ち寄った砂糖王公園だ。だが今日の解説は一味もふた味も違った。シュガーキングとはこの公園に銅像が建てられている松江春次という人物のことである。明治36年にアメリカのルイジアナ州立大学に留学し修士号を習得、全米各地の製糖工場を回って製糖術を学び日本に持ち帰っている。なんとあの珈琲の友、角砂糖を開発したのはこの松江さんなのだ。大正10年に南洋興発を創業してサイパン島、テニアン島に製糖工場を建設した。その後製糖以外の事業も拡大し成功を収めている。つまり実業家なのだが、志の高い人物だったようで、サイパンで製糖を始めたのも、入植していた日本人が悲惨な状況下にあったのを救うためだったらしい。事業の成功で日本人だけではなく現地の人々にも生活を支える基盤が確保されたのだ。津田さんが松江春次の像を見上げながら「スペイン統治時代もドイツ統治時代も、植民地として支配されていたので、日本の統治下なってサイパンの人たちは初めて給料をもらって生活することができるようになりました」と言った。工員のために映画館、劇場、理髪店、酒場など街づくりも力を注いだ。

「松江さんは福島出身です。日本人は野口英世は知ってても松江春次は知らないでしょ。野口さんよりすごい人なんですよ。アメリカ人も松江春次のことは知ってますよ」と津田さん。野口英世よりすごいのか、アメリカ人が知っているのかは私には検証できないが、サイパンの戦火の中でも、敗戦後の混乱時にも昭和9年に建立されたシュガーキング松江春次の像は壊されることなく今も高くそびえている。余談だが松江春次と野口英世は面識があたそうだ。私の勉強不足ではあるがかつてそんな人物が存在し、今も遠い異国の地でその名が語られているとはまさにカルチャーショックであった。

 

サイパンには鉄道がないのだが、製糖業の盛んな折にサトウキビの輸送用に鉄道が敷かれ機関車が走っていた。公園の片隅に当時使われていた機関車が置かれている。最近手を入れたのか以前の写真のものに比べ風情がなくなっているのだが、車体には戦争による銃弾の跡が残っている。「サイパンの人は本当に松江さんを尊敬してるよ。日本のお札、野口英世じゃなくて松江さんにするべきでしょう~」と津田さんが笑いながら言った。そのうち新札のデザインに松江春次が登場する時が来るかもしれない。しかし二千円やら七千円といった非常に使い勝手の悪いお札での登場はごめんこうむりたい()


2014-01-21 Tue 12:12:57 / Name : うずめ
青空の下にそびえ立つ松江春次の銅像。80年のサイパンの歴史を見続けてきた。
2014-01-21 Tue 12:16:27 / Name : うずめ
コメントの写真。
2014-01-28 Tue 11:41:20 / Name : ひろりん
ガイドの言葉をそこまでちゃんと記憶しているうずめさんがすばらしい!
登録日:2014-01-21 Tue 12:03:08  |  コメントを書く (3)  |  問い合わせる  ページトップへ

うずめの『お一人さま』サイパン旅行記
2014年1月20日 (月)

其の⑮…バカンスにはアバンチュールでしょ?

 

水色の海に白い砂!ガイドブックの写真より天然の色は数倍輝いている。マニャガハ島に上陸するには一人5ドルの入島料を払うことになっている。ボートを降りて桟橋の受付で5ドルを差し出すのだが、何度試みてもノーノーと断られる。誰も受け取ってくれないのでそのまま桟橋を渡って島へ向かう。決して踏み倒したのではない()

 

「ひとり?」と背後から声をかけられて振り向くと、現地の若者、こことは大切なところであるから強調しておくが、男性である。それもなかなかのナイスガイ。個人情報の都合上公開はできないが証拠の写真は撮ってある。どれどれ~?と思われる方は、個人的にうずめに閲覧を申し出てください()一人だと返事をすると「え~、一人なの~?クリスマスなのに!!」と歩きながら会話が続く。「家族はどうしたの?」とまたたずねられたので「夫と息子は日本で留守番だ」と答える。すると「クリスマスに家族がバラバラなんてありえないでしょう~!」と驚いている。「いや、日本ではクリスマスはそれほど重大なイベントじゃないし、どちらかというとニューイヤーの方がビッグイベントで、その時は家族と過ごすけど…」と説明すると「ありえな~い。クリスマスは世界のビッグイベントでしょう!!クリスマスにママがいないなんて、子どもがかわいそうでしょ~!」と、あくまでもキリスト教クリスマス至上主義の観点はぶれない彼であった。

このハッピーなクリスマスのバカンスに、日本から一人マニャガハ島に来るなんて、なんて変わった気の毒なおばさんなんだろうか…とそう思ったに違いない。彼は島のガードマンをしているとのこと。「頭が痛いから売店に薬を買いに行くんだ。昨日クリスマスイブだっただろ~」と笑う。きっと家族や友だちと世界のビッグイベントを祝いまくったんだろう。「じゃあ島のこといろいろ教えてあげる」と、施設の説明などをしてくれた。ロッカーの使い方を教えてもらう。売店で買ったロッカーのコインが使えないので、かけあったのだが言葉が通じない。通訳してくれてひと段落。

 

ナイスガイは貝殻アート作家でもあるらしく、DFSに作品が置いてあるとのこと。「だんなさんや子どもの名前彫ることもできるからおみやげにいいよ。また電話して」と教えてくれた携帯のナンバーを登録した。あれ?キャッチセールス?という感がないわけでもないが、あれこれ面倒をみてもらったので助かった。帰りのボートが11時半だと言うと、「え~!今着いたばかりなのに!」とまたまた呆れていた。それから「泳ぐならあの辺りがいいよ。海の底は危ないからビーチサンダルは履いたままでね」とアドバイスをしてもらって別れた。

 

そして海へゴー!足の着く深さでも泳いでいる魚が見える美しさ。水中メガネだけでもレンタルすれば良かったかなと思う。背泳ぎでプカプカしながら青い空を眺め、もぐって魚を探し…ほんの30分足らずだがマニャガハ島の海を満喫した。シャワーを浴び、濡れた水着に上着を羽織って桟橋へ。ボートもホテルも水着のままでの移動が普通なので楽ちん。例のナイスガイには再び会うことはなかったが、現地の人と話ができたのは楽しかった。ちなみに会話はもちろん日本語。こうしてプチアバンチュールのクリスマスプレゼント付マニャガハ島のバカンスは終わった。やっぱりバカンスにはロマンが欲しいよね!帰りのボートは貸切。こんなに早い便で帰る人も少ないだろう。どこまでも変わった観光客である。


2014-01-20 Mon 11:54:45 / Name : うずめ
バナナボートなど水泳以外の遊びもたくさんある
2014-01-28 Tue 11:38:47 / Name : ひろりん
キャッチじゃないのが、すばらしい!う〜〜〜ん、何故だろう?うずめが美人だったからか。。。
登録日:2014-01-20 Mon 11:46:47  |  コメントを書く (2)  |  問い合わせる  ページトップへ

うずめの『お一人さま』サイパン旅行記
2014年1月19日 (日)

其の⑭…今日も快晴!マニャガハ島が呼んでいる♪

 

昨日の朝とは違いぐっすり眠ってさわやかな目覚め。カーテンを開くと目の前はコバルトブルーの海。もう一度ベッドに戻って横になりながら青い空を見る。高層ならではの風景を楽しみながらゴロゴロする。島に渡る船までまだ時間があるので一階のコンビニに朝食を買いに降りる。またパン。島から戻ってから次のオプショナルツアー出発まであまり時間がないのでお昼の分も。やっぱりパン。海外に渡ったというのに、パンと水ばかりだ。今回の旅のエンゲル係数はそうとう低いとみた。

 

朝パンを食べて水着も着込んで9時半の船には少し早いがビーチへ。プールではもう子どもたちが遊んでいる。ビーチを散歩しスマホでパシャパシャと写真を撮りながら歩く。ホテルスタッフが打ち上げた海藻を掃き集めている。そうこうするうちにボートが逗留されて、家族連れ二組とともに乗り込む。浅瀬に入ってから乗るので、すでにビーチサンダルは水浸しだ。

 

デッキに腰かけてボートが走り出すと、風、風、波、波。普通に波が飛んでくる。お父さんとお姉ちゃんは浮き輪が飛んでいかないように必死で抑え込み、お母さんはしがみつく弟をなだめ続けるという家族劇が船上で繰り広げられていた。10分足らずのワイルドな船旅の間に海の色はエメラルドグリーン、コバルトブルー、ウルトラマリンブルーと刻々色を変えていく。美しい!目指すマニャガハ島は目の前。さてさてここでどんなリゾートタイムが楽しめるのか?帰りの船は11時半、正味一時間しかないシンデレラの()リゾートタイムなのだ!


2014-01-19 Sun 09:02:55 / Name : うずめ
パン!パン!パン!人はパンと水のみで生きるのだ(笑)
2014-01-19 Sun 17:13:00 / Name : ひろりん
いいなぁ〜、コバルトブルーの海!
暖かいところはいいなぁ〜。
登録日:2014-01-19 Sun 09:00:40  |  コメントを書く (2)  |  問い合わせる  ページトップへ

うずめの『お一人さま』サイパン旅行記
2014年1月18日 (土)

其の⑬…サイパンでハワイにインド。国境を越えた快楽の夜。

 

I LOVE SAIPANへのルート上にABCというみ やげ物店があるので立ち寄る。一通り店内をチェックしてから目的のI LOVESAIPANへ。大きなショップの中をぐるりと一周する。今日は買わない。ここもチェックだけ。ハワイやグアムなどの商品が多いので要注意。マカデミアナッツ系のチョコが山積みになっているが、ひねりがなさすぎるからチョコは最後の切り札にとっておこう。ココナツチップが気になったので、味見のために一袋購入。実はこれもなかなか美味しかったので翌日おみやげに購入。結局サイパンカリントウもどき、限定版柿の種そしてこのココナツチップがおみやげ三点セットになったのだが、気にいってもらえたのだろうか?もしかしたら定番のチョコの方が良かったかもしれないが、味の好みは人それぞれということで…。

                      

このショップの案内所でスパベルデのマッサージを予約してもらう。ガイドマップを見せて、ここに何時に予約したいというと電話で予約を取ってくれるので実にありがたい。もちろん日本語OKだ。ホテルの隣のジョーテンハファダイショッピングセンターに夕飯を買いに立ち寄る。ジョーテンショッピングセンターというこの見覚えのある名前は、今日の午後オプショナルツアーで時間を持て余したあの量販店のチェーン店である。規模は少し小さいが…笑うしかない。とは言うものの、今度は目的があるのでちょっと楽しい。ビールとパンをゲット。マッサージから帰ってからのお楽しみなので、ビールは冷蔵庫に冷やしておく。

 

ホテルから送迎車に乗ること数分。いよいよスパベルデへ。東洋系のインテリアの店内でお茶をいただいてから廊下を通ってマッサージ室へ。薄暗い中に大きなバスタブやシャワーのある部屋でなんと素っ裸になり施術ベッドの上に。選んだのはハワイの式のロミロミというマッサージで、若いフィリピン出身と思われる女性が、腕、脚、いや全身を使って『ゴギゴギゴギ』とマッサージしてくれる。まさに人間ローラーなのだが、この小柄な女性のどこからこんなパワーがというほどのパワフルさで、とにかく体中を『ゴギゴギ』『グギグギ』されるのだが、痛いというのではなく身をほぐされているとう感じ。それが終わると次はシロダーラ。これはインドの頭部マッサージで、額の上に温かい油をダラダラ流し続けながら頭皮をもみほぐす。したたり続ける油はとても気持ち良いのだが、頭皮のもみ方は半端ない。人間こんなに頭皮を『ガヒガヒ』にもんでいいのか!という勢いでオイルシャンプー。髪の薄い人なら青ざめるに違いないが、これもまた気持ち良い。一時間半が過ぎベットベットに油にまみれた体をシャワーで流して完了。これで720ドルとは満足。満足。その若い女性が帰りの送迎車に同乗した。運転手と何か話しているが、ご機嫌がよくないようだ。「だって今日はクリスマスなのよ。それなのにこんなに遅くなっちゃってさ。あ~あ、買い物して帰るわ」と言って、さきほどのジョーテンのお店で車を降りた。会話の内容は私の推測ではあるが、家族や恋人がいたらクリスマスに働くテンションは下がるだろうな。ごめんね~。さて、私も部屋に戻ってビールを開けるとしますか。サイパンのクリスマスイブに乾杯!


2014-01-19 Sun 17:10:31 / Name : ひろりん
720ドルとはサイパンドルかな?米ドルだと7万2千円くらいで超高いが。。。汗
登録日:2014-01-18 Sat 10:09:59  |  コメントを書く (1)  |  問い合わせる  ページトップへ

うずめの『お一人さま』サイパン旅行記
2014年1月17日 (金)

其の⑫…いよいよ自由時間。夜のプランニングスタート。

 

オプショナルツアーの解散場所はDFS  GALLERIA SAIPANという免税店。ガラパンという島の中心街のシンボル的建物。滞在するホテルは道路を挟んだ向かい側にある。とりあえずDFSに入ってみるが、きらびやかなブランドショップが両側に並ぶ通路を通過するだけで終わってしまった。通路に設けられたソファーは買い物中の奥さんを待つおじさんや子ども連れのお父さんで埋もれていた。DFSの中に今回のオプショナルツアーを依頼したツアーデスクがあるのでここで支払いをすませる。ゴディバのチョコ交換券がツアーチケットに付いていたのでDFSの案内所で交換してもらう。二個入りのゴディバチョコにテンションが上がる…この程度でリッチな気分になるようでは、やはりグッチやら…あとは浮かんですらこないがそう言った世界とは縁が無いようである。

 

一旦ホテルに戻り、一日目後半のプランを練ることにする。ホテルのコンビニで地元のお菓子を購入しておやつタイム。サイパンのカリントウと言っていたが、これがなかなか美味しくて帰国前におみやげ用に買い込んだ。部屋に帰る途中でホテル内のツアーデスクを発見。実は今回の短い滞在時間ではどうしても調整がつかずに諦めていたプランがあった。だめもとでそこでプランの相談をしてみた。今日最後に眺めたマニャガハ島行きである。日本でオプショナルツアーを申し込んだのだが、船で渡るため午後のツアーの集合に間に合わないので、このプランは無理ですとダメ出しがでたのだ。だが諦めずに挑戦してみるものである。なんとこのホテルのビーチから専用船が出ており、集合時間までに余裕で帰ってくることが出来る便があったのだ。サイパンに来たらマニャガハでしょと言われる島に行けることになったぞ~!持ってきた水着が無駄にならなかった。

 

部屋でゴロゴロしながらもらってきたフリーペーパーでお店などをチェック。サイパンに来たらやろうと思っていたことがある。マッサージだ。日本の半額くらいの価格設定だし、非日常を味わおうと思ったのだ。マッサージの店を決めた後買い物がてら周辺探索に出かける。目的地はDFSではなくその隣のたぶんサイパン一のお土産物屋さんその名もI LOVE SAIPAN。いざ、サイパン夜の部へ出動!


2014-01-17 Fri 10:20:33 / Name : うずめ
サイパンのお菓子。左はサイパン限定版柿の種。テンション上がったゴディバ(笑)
2014-01-19 Sun 17:05:54 / Name : ひろりん
なかなか、行動的ですばらしいです!
登録日:2014-01-17 Fri 10:17:59  |  コメントを書く (2)  |  問い合わせる  ページトップへ

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