『玻璃真人新記 真言の…』ホームページ本日よりオープンいたしました。
どうぞごひいきに!
三年ぶりの皆既月食。
今日の夕方、空では皆既月食のショーが演じられるそうです。時間も早くて、津市内はちょっと薄雲がかかっているので、見られるのかな?
でも目には見えなくても、太陽、地球、月は広大な宇宙の中で、なんと一直線に並んでるんですよね。団子三兄弟のごとくに。想像するととても神秘的です。天体のエネルギーが地球に集まってくるような。今日は、見えても見えなくてもちょっと空の向こうに思いを馳せてみましょうか。明日は冬至。明日の朝はエネルギーに満ち満ちたお日様の光をたっぷりと心と体にいただきたいものです。明日天気にな〜れ!
『玻璃真人新記 真言の…』HPのアップまであと2日に。
年末恒例の伊勢での気功合宿も無事終了。伊勢神宮の宇治橋の鳥居越しに、朝熊山から昇るおてんとうさんを拝むこともでき、楽しい週末でした。
『お前が現実に向かっていくためのヒントをやろう。お前が繋がっているこの世界はお前の世界なのだ。お前の中に有るのだ。この現実もこれからの未来も全てはお前の中にある。そして現実という世界も一つではない。幾つもの現実が同時に存在している。今ここにいるヤエガキ マコトが見ている世界はお前が作り上げている世界だ。お前の世界を変えたければ、お前自身が変わることだ。あまりにも単純すぎて大抵の人間はそれを見過ごしている。ただそのことに気づき始めている人間たちもいる。そんな人間たちが繋がってそれぞれが自分の世界を変えることを助け合う。それができれば人類が大きく舵を動かせる可能性もある。ただ、残された時間は本当に短い。その中でお前たちに何ができるかだ』
『この世界はオレの作り上げている世界…。しかし、既に教授の計画が実施された今となっては、全て手遅れだ…』
真言はうつむきながら首を振った。
『あの男の機械が有ろうが無かろうが我々は人類を滅ぼすことができた。あの男は自分が選んだカツラの老木の周辺にその波動を送った。だが、この森の樹々はまだあの男の計画を実行に移すかどうか結論を出していなかった。我々はお前が私の元を訪れることを知っていた。お前の深い意識がそれを望んでいたからだ。あの男の思いは聞いた。ではもう一人の人間、ヤエガキ マコトという人間の思いにも耳を傾けようではないかということになった。お前と話をしてから答えを出すことに決めたのだ。破壊という意識を持ち合わせていないカツラの老木は人類を滅亡に追いやる意思はなかった。ただ破壊と創造の両面を持ち合わせた若い樹々の中には、あの男の計画を使って人類を滅ぼすという選択も有ると考えた。私もその若い木の一本だ。だからお前と話した。そして我々は人類に少し猶予を与えることにしたのだ』
「え!ということは…。まだ酸素の減少は始まっていないということですか?」
真言は驚いてたずねた。
『今はまだだ。ただ、何度も言っているように時間がない。人類は自滅の方向に走り続けている。我々が行動に移さなくとも、近い将来お前の恐れている日は訪れるかもしれない』
真言は静かにうなずいた。そしてつぶやいた。
「ありがとう。ありがとう」
知らぬ間に頬が涙で濡れていた。
『さあ、行くがよい。そしてお前の為すべきことを為せ。お前が世界を作っていることを忘れるな』
真言はゆっくりと立ち上がると白ブナの幹に体を委ねた。辺りは真っ暗になり、雪もチラつき始めていた。真言はリュックから懐中電灯を取り出すと、来た道を戻り始めた。
">コメントを書く (0) | 問い合わせる『お前が現実に向かっていくためのヒントをやろう。お前が繋がっているこの世界はお前の世界なのだ。お前の中に有るのだ。この現実もこれからの未来も全てはお前の中にある。そして現実という世界も一つではない。幾つもの現実が同時に存在している。今ここにいるヤエガキ マコトが見ている世界はお前が作り上げている世界だ。お前の世界を変えたければ、お前自身が変わることだ。あまりにも単純すぎて大抵の人間はそれを見過ごしている。ただそのことに気づき始めている人間たちもいる。そんな人間たちが繋がってそれぞれが自分の世界を変えることを助け合う。それができれば人類が大きく舵を動かせる可能性もある。ただ、残された時間は本当に短い。その中でお前たちに何ができるかだ』
『この世界はオレの作り上げている世界…。しかし、既に教授の計画が実施された今となっては、全て手遅れだ…』
真言はうつむきながら首を振った。
『あの男の機械が有ろうが無かろうが我々は人類を滅ぼすことができた。あの男は自分が選んだカツラの老木の周辺にその波動を送った。だが、この森の樹々はまだあの男の計画を実行に移すかどうか結論を出していなかった。我々はお前が私の元を訪れることを知っていた。お前の深い意識がそれを望んでいたからだ。あの男の思いは聞いた。ではもう一人の人間、ヤエガキ マコトという人間の思いにも耳を傾けようではないかということになった。お前と話をしてから答えを出すことに決めたのだ。破壊という意識を持ち合わせていないカツラの老木は人類を滅亡に追いやる意思はなかった。ただ破壊と創造の両面を持ち合わせた若い樹々の中には、あの男の計画を使って人類を滅ぼすという選択も有ると考えた。私もその若い木の一本だ。だからお前と話した。そして我々は人類に少し猶予を与えることにしたのだ』
「え!ということは…。まだ酸素の減少は始まっていないということですか?」
真言は驚いてたずねた。
『今はまだだ。ただ、何度も言っているように時間がない。人類は自滅の方向に走り続けている。我々が行動に移さなくとも、近い将来お前の恐れている日は訪れるかもしれない』
真言は静かにうなずいた。そしてつぶやいた。
「ありがとう。ありがとう」
知らぬ間に頬が涙で濡れていた。
『さあ、行くがよい。そしてお前の為すべきことを為せ。お前が世界を作っていることを忘れるな』
真言はゆっくりと立ち上がると白ブナの幹に体を委ねた。辺りは真っ暗になり、雪もチラつき始めていた。真言はリュックから懐中電灯を取り出すと、来た道を戻り始めた。
">コメントを書く (0) | 問い合わせる真言はゆっくりと立ち上がると白ブナの幹に体を委ねた。辺りは真っ暗になり、雪もチラつき始めていた。真言はリュックから懐中電灯を取り出すと、来た道を戻り始めた。
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