先日、漫画家わたなべぽんさの最新作『やめてみた』を読みました。この本を買ったのは4日の火曜日。その前日の夜に読んだ月刊誌『しんぷる』の11月号で、書店員さんオススメの本として紹介されていて、おもしろそうな本だなぁと思っていました。
そして4日、高校生の息子に頼まれていた体操服を買いに行くために、指定店である松阪市のショッピングセンターへ。ネームを刺繍してもらう待ち時間の間に、店内をブラブラ。書店があったのでちょっとのぞいてみたら、入り口に『やめてみた』の本が置かれていました。一冊だけ、それも他の本の前に立て掛けてあって、どうにも収まりの悪そうな感じ(笑)コメント付きの平積みの本が並ぶコーナーで、不思議な立ち位置にいるその本と目が合ってしまいました。これ、昨日紹介されていた本だなと思い、パラパラとめくってみると、なかなか面白そうなないようだったので即購入。漫画なので帰宅してすぐに読み終えました。
『やめてみる』というのは、あって当たり前の道具、使って当たり前の道具、それがなくちゃ不便だしというものをやめてみて、本当に必要なのか?なかったらどんなライフスタイルになる?という検証をしていく夫婦のお話。断捨離ともまた違う視点で、「捨てる」のではなく「やめてみる」という角度から生活を見直しているところがとても興味深いのです。
そしてモノだけではなく、その発想が自分の習慣となっている思考や考え方、人間関係にまで広がっていくのですが、これがなかなか深いのです。私の思考癖ともリンクする部分が多くて、うんうん!そうそう!などと思いながら読み終えました。ゆるりとしたペースの漫画で表現もユニークなので、ぜひ一読をオススメいたします。