今を生きる魂への物語
玻璃真人新記 真言の…
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YouTube朗読の配信をスタートしました!
2021年9月28日 (火)

『玻璃真人新記』の作品を読んでみたいけれど長文の活字が苦手という方や小説はオーディオブックが好きという方にも玻璃真人の世界に触れていただけるようにYouTubeの朗読動画をスタートしました。耳から楽しむ『玻璃真人新記』よろしくお願いします。



登録日:2021-10-07 Thu 12:50:24  |  コメントを書く (0)  |  問い合わせる  ページトップへ

2021うずめ旅 北九州編⑳
2021年7月7日 (水)

其の20 旅の終点は我が家の玄関

 

パートナーはまだ九州に滞在するので、帰路は単身新幹線の旅。車で博多駅までは距離があるので、『大牟田駅』から鹿児島本線で博多駅に行くことにした。「そう言えば大牟田ってプロレスラーの名前やんなぁ」としばらく二人で会話をしていたのだが、途中で気づいた。それは大仁田厚だった。そんな話をしている間に『大牟田駅』に到着。列車の時間まで少し散策しようかということになったが、周りに何もなかったのでパートナーとロータリーで別れて待合室で時間を潰した。

鉄道というか公共交通機関はなんとなく苦手だ。乗り間違えや乗り過ごしをしないかとドキドキする。こういうところは幾つになっても小心者である。Jリーグのサガン鳥栖のホームスタジアムが見えるという『鳥栖駅』で乗り換えて博多駅に辿り着く。乗車時間より早めに着いたので駅の構内をブラブラ。夕飯にお弁当を買った。福岡らしく大きな明太子がドーンと乗っかっていた。

久しぶりの新幹線。隣は空席のままで出発。空いているもののガラガラという感じではなく、まあまあの乗客があった。あっという間に広島、岡山が過ぎ下車駅の『京都駅』に。往きに私の車を『柘植駅』に停めたのでこのルートになった。

9時半頃に『柘植駅』に着き、今回のうずめ旅も無事終了。10時過ぎには三日ぶりの我が家に到着の予定だ。しかし、旅は玄関に入るまでとはよく言ったもので、ここで無事終了ではなかった。駅から我が家までグーグルナビに教えてもらいながら走ったのだが、途中で迷子になった。名阪に乗って降りてそこから謎の集落へ。山道を走りやっと抜けたと思ったらそこは一度通った道だった。グーグルナビに尋ねると、もう一度名阪に乗るように勧められた。夜道をグルグルするより素直に従おうとグーグルに導かれていくと結局関まで行き、そこから美里に向かうことになった。ずいぶんと遠回りをした。予定より半時間ほど到着が遅れやっと我が家の玄関に入った。最後はグーグルナビに化かされたのか、はたまた私の方向音痴なのか分からないが、これもいつの日か旅の面白エピソードになるだろう。これにてうずめの旅北九州編はおしまいである。お付き合いいただきありがとうございました。


2021-07-07 Wed 18:26:13 / Name : うずめ
明太子弁当
登録日:2021-07-07 Wed 18:24:38  |  コメントを書く (1)  |  問い合わせる  ページトップへ

2021うずめ旅 北九州編⑲
2021年7月7日 (水)

其の19 ジャパニーズスフィンクス発見⁉ 

 

階段はあるもの半時間もあれば行って帰ってこれそうだ。200メートルほど野の道を歩くと残り100メートルの案内が現れ、そこから先は階段だった。昨日は参道の階段を見て『月讀神社』の参拝を断念したパートナーも巨石群は気になるらしく階段を登り始めた。少々心配ではあったが、勾配が緩やかだったのでそれほど大変ではなかったようだ。そして登り切った先に現れたのは木立の中の巨石。妖怪のヌリカベのように立つ石は9メートルほどの高さがあるらしい。周りにも巨石がゴロゴロ。中でも私が気に入ったのは笑っている顔の石だ。あごの長い巨人の開放的な笑顔は見る者をハッピーにする…と、私は思うのだが。もしかしたらこれは日本のスフィンクスではないだろうかと、新しい学説を妄想してみた。自然のものと言うよりは、それらがその一角に集められているような感じだ。宗教遺跡と考えられていると解説があった。古代シュメール系やケルト系のペトログラフ(古代岩刻文字)と思われるものの存在が発見されて、新たな注目が集まっているとも書かれていたが、その案内マップが作成されたのは平成9年でもう四半世紀近く前のことだ。その後研究が進んで何かが解明されたのだろうか。気になるところである。巨石群が建つのは山の中腹であり、頂上の石や亀石、メンヒルが点在しているらしい。しかしさすがにその全部を見て回る余裕はないので、巨石群だけで満足しておくことにした。階段を降りると『硯ヶ水』という案内を発見。パートナーはまだ降りてきていないし、そう遠くないようなので一人でグングン探検に行く。長年整備せれていない感じの道を進むと「ここからの眺望に感動した弘法大師が、書をしたためようと水を求めて杖で地をたたいたら、石清水が湧きだ出たとい伝説がある」と説明札だけがポツンと立っていた。残念ながら今はその風景の面影もなかった。それにしても弘法大師が杖でたたいて水が湧いたというポイントは日本各地にたくさんある。その行動範囲には驚かされるが、弘法大師クラスならどこでもドアが使えたのかもしれない(笑)

トイレは近くの公民館を使ってくださいと書かれていたので、お言葉に甘えて公民館にトイレを借りに行く。突然の訪問客に公民館の人も少し驚いていたようだ。巨石群を見に来る人もましてやトイレまで借りに来る人も少ないのかもしれない。『拝ヶ石巨石群』の守り人たちの集落を後にして私は帰路についた。


2021-07-07 Wed 18:28:09 / Name : うずめ
巨石群
登録日:2021-07-07 Wed 18:19:38  |  コメントを書く (1)  |  問い合わせる  ページトップへ

2021うずめ旅 北九州編⑱
2021年7月7日 (水)

其の18 あの樹何の樹?気になる樹♪ 

 

思わぬ出会いというのはあるものだ。人と人。人と物。今回の旅でも思わぬ出会いがあった。巨石群に向かう途中で車窓から大きな樹が見えた。大きな樹と書くと大きな樹なんだろうなというくらいしか伝わらないと思うが、その存在感が半端なくて思わず車から降りて樹の所まで行った。これまでに巨木はいくつか見てきたが、この樹のインパクトの強さは私の中では断トツだった。公園の一角にそびえているその樹は『寂心さんの樟』という呼び名で親しまれている熊本県指定天然記念物。幹周りが13.3メートル、高さ29メートルのクスノキで樹齢は約800年らしい。撮った写真を見返してみたりネットの解説を調べたりしているうちに、なぜ私にとってこのクスノキのインパクトが強かったのか気づいた。この巨木は四方に大きな枝を広げて、一本の樹なのに森のように見えるからだ。800年という私の十倍以上の歳月を生きていいるのだと思うと畏敬の念が湧く。家の近所にあったら毎日会いに行きたい樹だ。

『寂心さんの樟』に別れを告げて再び巨石群を目指す。しばらくすると山道に入り、ヘアピンカーブの連なる坂を上っていく。通ってきた町が眼下に広がっている。標高がずいぶん高くなったようだと思った頃に巨石群の案内看板を発見。看板を見ながら辿り着いたのは山の麓で、駐車場も施設もない。ここで合っているのかと一瞬不安になったが、『拝ヶ石巨石群』という案内マップが立てられていたので間違いない。マップのそばに縄が一本張られていた。おそらくそこが入口なのだろうマップの前に車を停めて巨石群を目指すことにした。


2021-07-07 Wed 18:29:22 / Name : うずめ
クスノキの幹
2021-07-07 Wed 18:30:43 / Name : うずめ
クスノキの幹
登録日:2021-07-07 Wed 18:18:08  |  コメントを書く (2)  |  問い合わせる  ページトップへ

2021うずめ旅 北九州編⑰
2021年7月7日 (水)

其の17 リベンジとは次回へのお楽しみということだ

 

朝風呂はすでに浴びている。しかしこの地に訪れたのは『さくら湯』に入るためである。数分車を走らせ『さくら湯』のある中心街へ。ショッピングセンターの横に鎮座する建物は共同浴場というよりは、老舗旅館あるいは武家屋敷のような重厚感があった。1640年に肥後細川藩の山鹿茶屋から始まった歴史のある温泉で、明治の大改修を経て昭和48年に取り壊されたとのこと。現在の建物は2012年に復元建築したものなのだが、温泉は十分にレトロ感が楽しめた。ただコロナの影響のために写真で見て楽しみにしていた施設のほとんどが利用できなかったのがとても残念だ。おまけに今原稿を書きながら調べていたら、6月29日から『龍の湯』『池の間』『温泉資料室』『西側通路』の利用が再開されたらしい。解除が一週間ずれていれば、もっと『さくら湯』を堪能できたのだ。悔しいのでいつかまたリベンジしたいところだ。ともあれゆったりとレトロ温泉に浸かった後、アイス最中を食べてそれなりに満喫したので良しとしておこう。

山鹿市のミッションをクリアしたのが11時前。うずめ旅は本日が最終日なので残された時間はあとわずかだ。これから向かうのは熊本行きが決まった時に最初にイメージした巨石群だ。熊本巨石群で調べると、阿蘇郡の『押戸石の丘』熊本市の『拝ヶ石巨石群』そして上天草市の『矢岳巨石群』が出てくる。本当なら三つとも制覇したいところだが、現実的に今回訪れることが可能なのは『拝ヶ石巨石群』だ。残りの二か所は『さくら湯』とともにリベンジである。巨石群までは山鹿市内から車で数十分のドライブ。我々はいよいよ最後のポイントに向かった。


登録日:2021-07-07 Wed 18:16:37  |  コメントを書く (0)  |  問い合わせる  ページトップへ

2021うずめ旅 北九州編⑯
2021年7月7日 (水)

其の16 昭和の旅館で大人の合宿

 

チェックインしたのは山鹿市熊入町の『朝日屋旅館』ガラス戸の玄関を開けると番台のような小さなフロント。旅館というよりは民宿といった感じの宿である。階段や廊下がいろんなところに繋がっている面白い造りだ。女将さんに「迷路みたいですね」と言うと「合宿で泊まる学生さんたちもそう言っています」とのことだった。この旅館で合宿した高校生たちのスナップが廊下や食堂に貼ってある。私たちが泊まった部屋も二人には十分すぎるくらい広々としていたので、クラブ合宿には使い勝手が良い宿かもしれない。こちらの宿も昨日と同じで昭和の香りが漂っている。子どもの時に家族旅行で泊まったような部屋だ。古くても清潔に保たれている宿は快適である。

夕飯は家庭料理といった感じで、炊飯器から自分でご飯を入れるあたりも合宿っぽい。高校生たちの合宿と違うところは、瓶ビールを注文するあたりだろう(笑)温泉の利用時間は11時まで。一つしかないので誰かが使っていない時に入るシステム。私は食後早めに入浴したのだが、パートナーはのんびりと10時半を過ぎたころに行ったところ先客がいたらしい。しばらくして再トライ。すぐに戻ってこなかったのでどうやら入れたようだ。温泉から戻って聞いたところによると、先客は女将さんで危うく浴槽の湯を抜かれるところだったそうだ。温泉宿に泊まって、温泉に入れないのは残念な話なので無事入浴できてめでたし。めでたし。

ぐっすり眠って目覚めた翌朝も快晴。朝風呂は向かいにある『熊入温泉センター』に入った。旅館の目の前にある共同浴場の券がフロントに置いてあり、宿泊客はそれを持参すれば温泉センターに無料で入れる。古いが味のある温泉だった。朝7時前なのに近所の常連さんたちが既に入浴していた。温泉の朝風呂が日課とは羨ましい限りである。朝食後9時前にチェックアウト。女将さんがくまモンのタオルをプレゼントしてくれた。特にくまモンファンでもないが、もらうと嬉しいものだ。ところで銭湯好きのパートナーが『熊入温泉センター』に魅力を感じないわけがない。撮影できないものかと女将さんに相談していた。女将さんの紹介ということでセンターの責任者に願い出たところ、翌朝のオープン前の撮影許可が下りた。ということで、パートナーはこの日も『朝日屋旅館』にお世話になることになった。こういう時の交渉力は大したものだと感心する。


登録日:2021-07-07 Wed 18:07:32  |  コメントを書く (0)  |  問い合わせる  ページトップへ

2021うずめ旅 北九州編⑮
2021年7月7日 (水)

其の15 福岡県はENEOSがお好き? 

 

行き先は山鹿温泉。昨日泊まった壱岐市は長崎県である。福岡県を経由して熊本県山鹿市へと車を走らせる。なぜ山鹿温泉なのか。一言でいうと弾みである。物事には綿密に計画を立てて遂行されるものと弾みで生まれるものがあると勝手に思っているのだが、山鹿温泉が浮上したのは後者だ。九州行きが決まった頃、お向かいに住む若い役者さんと縁側コーヒーを楽しんでいた。話題が九州の旅のことになった時に「九州のさくら湯が良かったなぁ」と呟きスマホで写真を見せてくれた。レトロな温泉の建物に私はもちろん銭湯をくまなく愛するパートナーの目が輝いた。さくら湯は山鹿温泉にあるらしいと分かり、三日目は他の選択肢もなくここに決定した。とは言うものの『さくら湯』は共同浴場で宿泊施設ではない。近くの手頃な宿を探し『朝日屋旅館』を予約した。

博多駅に立ち寄り、翌日の新幹線の切符を受け取る。日時の変更はできないが、結構お得な切符らしい。旅の出発までに受け取りに行くタイミングがなかったので、博多駅行きはこの日のミッションの一つであった。

時間に余裕があるから山鹿市まで高速を使わずに行くことにした。高速は早いが町の景色を楽しむには下道の方が良い。途中ガソリンスタンドで給油。ENEOSカードを利用しているのでENEOSがあって良かったと話をしていたのだが、その後も次から次へとENEOSのガソリンスタンドを目にすることになった。それも信号と信号の間に一軒あると言っても過言ではない密度で建っている。時たま他のガソリンスタンドもあるが、八割方はENEOSだったと思う。記録を取っていたわけではないので感覚でしかないが。そしてもちろんその道は『ENEOSロード』と命名した。それにしてもガソリンスタンド自体が多い道であった。その謎は未だ解けていない(笑)

しばらく下道を走っていたが、どうもこのまま下道ではチェックインに間に合わないかもしれないと気づき、途中から高速を利用した。ギリギリ到着しそうだったが、昨日の旅館からの電話のこともあるので少し遅れる旨を旅館に伝えた。


登録日:2021-07-07 Wed 18:05:45  |  コメントを書く (0)  |  問い合わせる  ページトップへ

2021うずめ旅 北九州編⑭
2021年7月7日 (水)

其の14 名物ウニ丼はコンビニのおむすびに。

 

いよいよ壱岐島との別れの時間が近づいてきた。しかしまだ時間に少し余裕があったのでコンビニに寄る。朝ごはんをしっかり食べたのでそれほど空腹感はないが、おむすびを一つ買った。パートナーは天津飯を買っていた。こういう場合に私は食べやすさを考慮するが、パートナーは食べたい物を選ぶのだ。先ほど下見しておいたターミナルに行くとジェットフォイルのターミナルではないとのこと。私たちは博多港と同じ間違いを犯したようだ。二、三百メートル離れた建物がジェットフォイルのターミナルだった。実に分かりにくい。いや、私たちの理解力の問題かもしれないが()

ターミナルの待合ベンチでコッソリお昼を食べた。車はレンタカー店の指示通りに乗り場の駐車場に置いた。ロックしなくても大丈夫とのことだったが、考えてみれば離島なので車の盗難もあり得ないのだろう。1425分芦辺港から博多港に向けて船が出航した。滞在時間24時間にも満たない短い滞在だった。もう一泊できればこの島の魅力にもっと出会えただろう。ウニが名物とあったが、ウニ丼は幻と消えた。古墳群とウニ三昧。いつかリベンジで訪れたい壱岐島である。

65分後定刻通り博多港に着く。帰りも巨大水中生物に会うことはなかった。もし会って航路変更となったとしてもその生物に会えるわけではないのだが(笑)コインパーキングで懐かしい車に乗り込み旅の三日目の宿を目指す。


登録日:2021-07-07 Wed 18:02:38  |  コメントを書く (0)  |  問い合わせる  ページトップへ

2021うずめ旅 北九州編⑬
2021年7月7日 (水)

其の13 『キャッチコピーは世界遺産』の日本遺産 

 

時間があるとはいえもう正午を過ぎているので、戻りのことを考えるとあまり足は延ばせない。それで芦辺町のポイントを二か所巡ることにした。一つ目は内海湾にある『小島神社』である。内海湾と書いて『うちめわん』と読む。古代船が往来した海の玄関口だったそうで、江戸時代末期の図誌にも多くの船が往来している様子が記録されているらしい。その内海湾内にある神が宿る島として崇められている『小島』が次のポイントである。

この小島に渡ることができるのは、潮が引いている時だけなのだ。潮が満ちてくると島に続く浜は海になってしまう。『壱岐のモンサンミッシェル』と観光案内にあるのだが、モンサンミッシェルが何か知らかなかったので調べてみた。気にはなっていたが旅行中それを調べることもなく、今旅行記を書くために調べてみた。ウィキペディアによるとフランス西海岸のサン・マロ湾上に浮かぶ小島で、その上に修道院がある世界遺産だそうだ。規模はずいぶんと異なる様にも思うが、キャッチコピーとしてはなかなか良いと思う。

訪れた時間は運良く引き潮で浜に降りて鳥居まで歩く。道からは鳥居しか見えないのだが、島の石段を上ると小さなお社に辿り着く。壱岐島でお参りする最後の神社にご挨拶して浜に戻った。

そして壱岐島の旅を締めくくるスポットに向かう。同じく内海湾にある『はらほげ地蔵』地蔵のおなかに丸い穴があいているのでそう呼ばれているらしい。こちらも満潮時になると陸上からしか拝むことができないというスタイルだ。この『はらほげ』という名が何度読んでも覚えられないので、これを書いている時も案内板の写真を見て書いた。案内板をよくよく見ると『日本遺産』の文字。そう言えば先ほどの案内板にも同じ文字があった。調べてみたところ壱岐の歴史と文化が日本遺産なのだそうだ。旅が終わってから気づいている自分に呆れる次第である。


2021-07-07 Wed 18:40:34 / Name : うずめ
はらほげ地蔵
登録日:2021-07-07 Wed 17:28:19  |  コメントを書く (1)  |  問い合わせる  ページトップへ

2021うずめ旅 北九州編⑫
2021年7月7日 (水)

其の12 壱岐島龍神スタンプ集まる 

 

車に戻ったのは11時半近かった。いよいよ残り1時間半。あと一か所か二か所をササっと回る感じかなと思った時にレンタカー店から電話があった。車は店まで戻さなくて良いので、今日船に乗るターミナルの駐車場に乗り捨ててくれとのこと。恐らく私たちを港まで送る段取りがつかなくなったのではないかと想像したのだが、これで持ち時間が1時間以上増えた。超ラッキーである。

とりあえず出航のターミナルと駐車場を下見しておこうと芦辺港に向かった。海沿いを走っていると岬の先端に鳥居らしきものを発見。車から降りて眺めてみると鳥居と祠が見える。これは近場で見てみようということで、予定外の寄り道決定。キャンプ場の遊歩道を下っていくとゴツゴツとした岩が並ぶ岬が現れた。ザッバン、ザッバンと波が白く砕ける岬に立つのは『龍蛇神社』だった。この神社もチェックはしてあったものの詳しい住所が分からなかったこともあり、今回はご縁がないかなと諦めていた。ゴツゴツした黒い岩の上に立つ小さな石の祠にお参りした。竜神崎と呼ばれる岬の龍蛇浜に鳥居の立つ景色はなかなかインパクトがあった。昨日参拝した『龍光大神神社』と『龍蛇神社』これで壱岐島の二つの龍神さんをクリア。龍のスタンプが二つ集まった(笑)予定通りにレンタカーを返却するスケジュールだったら、巡り会うことができないポイントだと思うと不思議な気がする。遊歩道の坂を上り駐車場のベンチで今回の旅に同行している龍の木彫りの記念撮影をした(笑)

元に道に戻り再び芦辺港に向かいターミナルと車を返す駐車場を確認。これで下見はバッチリである。


2021-07-07 Wed 18:44:43 / Name : うずめ
龍の海
登録日:2021-07-07 Wed 17:26:30  |  コメントを書く (1)  |  問い合わせる  ページトップへ

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