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其の14 名物ウニ丼はコンビニのおむすびに。
いよいよ壱岐島との別れの時間が近づいてきた。しかしまだ時間に少し余裕があったのでコンビニに寄る。朝ごはんをしっかり食べたのでそれほど空腹感はないが、おむすびを一つ買った。パートナーは天津飯を買っていた。こういう場合に私は食べやすさを考慮するが、パートナーは食べたい物を選ぶのだ。先ほど下見しておいたターミナルに行くとジェットフォイルのターミナルではないとのこと。私たちは博多港と同じ間違いを犯したようだ。二、三百メートル離れた建物がジェットフォイルのターミナルだった。実に分かりにくい。いや、私たちの理解力の問題かもしれないが(汗)
ターミナルの待合ベンチでコッソリお昼を食べた。車はレンタカー店の指示通りに乗り場の駐車場に置いた。ロックしなくても大丈夫とのことだったが、考えてみれば離島なので車の盗難もあり得ないのだろう。14時25分芦辺港から博多港に向けて船が出航した。滞在時間24時間にも満たない短い滞在だった。もう一泊できればこの島の魅力にもっと出会えただろう。ウニが名物とあったが、ウニ丼は幻と消えた。古墳群とウニ三昧。いつかリベンジで訪れたい壱岐島である。
65分後定刻通り博多港に着く。帰りも巨大水中生物に会うことはなかった。もし会って航路変更となったとしてもその生物に会えるわけではないのだが(笑)コインパーキングで懐かしい車に乗り込み旅の三日目の宿を目指す。