其の12 『くしふる神社』…くるぶし…足の神社ではありませんよ(笑)
偶然見つけた『瀬織津姫神社』。プランの中になかったこういう神社が、私の中ではポイントが高いのです。ここに行って、あそこに行って…というのは、旅行でいうならツアー的な感じ。たまたま看板を見つけたとか、迷子になって出会った神社というのは、気ままな一人旅、冒険旅行という感じ。前述のスタンプラリーで例えるなら、予定にあったところは『良くできました』、見つけちゃったというところは『たいへん良くできました』の花マル付きとでもいうのでしょうか(笑)『八大龍王水神社』も高千穂に来てから見つけた神社なので小ちゃい花マルかな。
朝から花マルをもらったからといって、ノンビリとはしていられません。宮崎県を南下して『鵜戸神宮』まで辿り着こうという今回の旅。熊本県と大分県に隣接する高千穂は、宮崎県の中でも最北に位置しています。南北に長い宮崎。ちなみに同じく南北に長い三重県と地図で比べてみると、見た目では、同じくらいの長さ。旅行が終わってから距離感調べてどうすんの?という感じですが、やはり結構な距離ですね。ということで、高千穂の残りの神社へ。
昨夜お世話なったファミレス『ジョイフル』の近くに、猿田彦命と天ウズメ命が結婚して住まわれた地といわれる『荒立神社』があります。こちらは、小さな山の入り口にある神社で、神話史跡の遊歩道上には、『高天原遥拝所』や神武天皇の兄弟誕生の地といわれる『四皇子峰』など見所がありそうなところ。しかし先を急ぐ身、神社の方に近道を教わり、次なる目的地の『天真名井』に車をビュンと走らせました。昨日、高千穂峡で見たのは『真名井の滝』こちらは、井戸です。小さな公園の向かいの見過ごしてしまいそうな一角。大きな木の根元に古い石造りの祠が祀られ、お酒などがお供えしてありました。すぐそばにある井戸をお守りしているようです。この辺りの写真を全然撮っていなかったので、写真師のスマホフォトからお借りしました。もちろんここも大判カメラの出番!待つ時間が惜しい私は、歩いて数分の次の場所へと一人向かいました。
そして高千穂最後のポイントに到着。そこそこの高さの階段を上ったところにある『槵觸神社』。ワードで文字が検索できなかったのでネットでひらがな検索してコピペ。今ひとつ使いこなせていないワード。しかしネットコピペとは我ながら良い思いつきと思ったのですが、皆さんやっているんでしょうね。で、この神社名読めますか?『くしふる神社』です。観光マップを見るたびに、私はつい『くるぶし』と思ってしまうのでした(笑)以下高千穂町観光協会ホームページからの抜粋です。
天孫降臨の地として伝えられる槵觸の峯にある槵觸神社です。古事記の一文に「筑紫日向高千穂之久士布流多気に天り坐しき」と書かれており、古くは「槵觸の峯」を御神体としてお祀りしていましたが、元禄7年(1694年)社殿を建立しました。
古事記にある『久士布流』の方が、まだ読めそうな気がするのですが…。こちらもパワースポットらしいですよ。気持ちの良い場所でしたとしかコメントができないうずめですが。
マップを眺めていると、ああ、ここにも神社が、ああ、この名前気になる…とキリがないのですが、すでにもうお昼前。高千穂はここまでにして、ついに南に向けてスタートです。お昼ご飯?いえいえ、そんな時間はありません。と言うより、朝ご飯のバイキングをたっぷりといただいたので、二人ともそれほど空腹を感じていなかったのです。名付けて『朝ご飯で満腹お昼無し作戦』。途中の道の駅でマロンのソフトクリームを食べただけで、夕飯までもたせました。ホテルでもらった人形焼も貴重な食料となったのでした。その道の駅で、写真師は緑と赤でできた御幣を購入。「買うんだったら、ちゃんと飾りなよ!」と、何度も念を押す私。其の⑦でご紹介した『高千穂神社』の七五三縄に付けられていたシデと同じ感じのものです。其の⑦が遥か昔のことのようになっているこのツアー記。でも、大丈夫です。ここからは文明の利器『東九州自動車道』なぞに乗って、ビュビューンと行っちゃいますので(笑)
其の13からは、海岸線の旅スタートです。