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うずめの『宮崎&ちょいと熊本』神社ツアー記
2016年8月7日(日)

其の③雲を抜けると、そこは阿蘇山だった

 飛行機の高度が下がり始めると、眼下に広がるのは緑の山々。多分、阿蘇山。二人とも十数年前に行ったことがあるのですが、真上から見るのは初めてなので、「多分、阿蘇山やよな」という会話で終わりました。市街地が近づいてくるにつれ、鮮やかなブルーの屋根が見えてきました。最初は、熊本は青い屋根が多い?なんておバカなことを考えていましたが、よく見るとそれはブルーシートでした。『阿蘇くまもと空港』は、今年414日に発生した熊本地震の震源地の益城町にあります。空港の近くに行くほど、ブルーシートの屋根が増えていきました。

空港に到着してから二人で入れ替わりトイレに行っていたりしたので、預けた荷物の受け取り場にはもう私たちの荷物しかなく、係りのお姉さんが見慣れたスーツケースの前で微笑んでいました()予約してあった『ニコニコレンタカー』のお兄さんのお迎えで、レンタカー店まで。『富士夢飛行機』からこれまた微笑ましい名前のレンタカーに乗り換え、朝の10時前に、熊本のドライブをスタート。なかなか良い出出しです。最初の目標は山都町にある今回一番行きたかった『弊立神宮』。空港から約1時間。道案内はスマホナビ、ドライバーはもちろん写真師。そして私は風景を楽しみながら、東に向かってゴー。

走り始めてしばらくは、屋根にブルーシートを掛けた住宅や、半壊した住宅を目にしましたが、半時間ほど走るとブルーシートを目にする割合も少なくなっていきました。道端の看板で『通潤橋』なるものの写真を何度かみかけました。

空港内の観光ポスターでも見かけたので、「有名な観光地なんと違う?」「道の駅から見えるって書いてあるで、ちょっと寄ってみる?」と、すぐさま寄り道が決定。しばらく走って『清和文楽邑』という道の駅に立ち寄りました。まずはトイレと売店。写真師がさっそくお菓子が欲しいというので、名物らしい栗のパイなどを購入し、ベンチでムシャムシャ。それにしてもどこから『通潤橋』が見えるのだろうか?案内看板にも載っていないし、芝生広場の先まで見に行ったが、何もないので、ネットで調べてみたところ一つ手前の道の駅!後戻りは悔しいので、そのまま神社に向かうことに。さらば幻の観光地。弊立神宮の神様が「寄り道せずに来い!」とおっしゃっていたのでしょうか()

道の駅から神社までは、ほんの10分ほど。国道218号線沿いに駐車場の看板が出てきてあっけないほど簡単に見つかりました。二十年ほどの妄想の中で、人知れぬ森の中に隠れ建ち、ちょっと苦労して見つける神社のイメージを作り上げていたので、「あ、ここ。へえ、ここ」というのが最初の印象。いやいや、思い込みとは恐ろしいものです。何はともあれ、今回の神社巡礼の第1番札所『弊立神宮』に無事たどり着いたのであります。
其の④では、いよいよ『弊立神宮』のくだりに入ります。

登録日:2016-08-07 Sun 18:11:23  |  コメントを書く (0)  |  問い合わせる  ページトップへ

 
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