Amazonからこれまでチェックもしくは購入した本のデータをベースに、興味があるのではないですか?と本の紹介メールが届きます。よくよく考えれば読書=頭の中=思考、思想を把握されているわけで、ネット購入というのはある種の危険をはらんでいますよね…。
と、思いつつ便利でついつい利用してしまうのですが、今回商品紹介で見つけたのはこの本『ソウル・オブ・マネー』です。近くの本屋さんに行ってみたら置いてあったので、結局Amazonでは買わなかったのですが…。
書籍は生き方のヒントを与えてくれるものですが、いつも心に留めておくことは、一冊の書籍の中に全ての答えは含まれていないということです。しかしそこには自分一人では気づかなかった考え方や、漠然と感じていたことを腑に落ちるように表してくれるものが詰まっています。『ソウル・オブ・マネー』の本もたくさんのヒントが織り込まれていました。
『あなたか私』の世界から『あなたと私』の世界への移行。お金というツールをこの世界でどのように用いるのかという自分の立ち位置を表明することの重要性などが書かれています。また、文化や差別の中で虐げられてきた女性たちが、自分の立ち位置を世界に向けて表現した勇気ある行動は、ぜひたくさんの人に知っていただきたいと思いました。
お金儲けの指南書ではないので、財布は厚くなりません。でも胸が熱くなり心が軽くなる一冊です。この本を読むと世界には玻璃真人が溢れているんだなと思います。
『ソウル・オブ・マネー』リン・トゥイスト著 牧野内大史訳 ヒカルランド