2012年2月29日(水)
2012-03-01 Thu 10:53:08 / Name : ひろゆき もしくは 中川京人
おひさしぶりでございます。
玻璃真人新記 真言の… 第二部 深化 第三章 瑞穂の国-2 拝読。
この中で、瀧澤じいちゃんの農業についての記述があります。
無農薬野菜という言葉は、いろんな機会に耳にします。
わたしも含め、多くの人は、無農薬と聞くとそういう農業のやり方、ソフトの部分だと考えがちではないでしょうか。
しかし、「種や苗は品種改良されてるから、本当は無農薬とかは難しい」とか「先祖代々のより原種に近いものを育てている」などと読むと、きれいごとではすまない(意欲だけではだめで、モノがなければどうにもならない)農業の実態(植物という生物の育て方)を窺い知ることができました。
無農薬だけが模範とすべき農法なのかどうかはわかりませんが、他方でひたすら合目的な品種改良をすすめるという姿勢は、もはや後戻りのできない産業界からの電力需要を髣髴とさせて、すこし怖いです。
SF的な話ですが、もしかしたら将来は、いまあるような農産物は貴重な絶滅種として保護されていて、わたしたちが口にできるものといえば、品種改良を究極的に進めた結果得られた、もやは植物とも言いがたいバイオ製品なのかもしれないと考えてしまうのです。
そのとき人間は、どんな姿かたちをしているのでしょうか。
生きているうちには見られないでしょうが、生きているうちに見るのも怖い。
世界がもうちょっと、なよっと緩んでいればいいのにと、人生の後半にいる人間は考えてしまいます。
2012-03-01 Thu 19:33:25 / Name :
うずめ
中川さま
この里山に住むようになるもっと前から、改良?された農作物の種は次世代に発芽する種を持たない一代限りのものがあるという話を聞いていました。
それがいろいろな作物のどれくらいの割合を占めているのかはわかりませんが。それを聞いたときにはそら恐ろしいことだなと思いましたね。子孫を残さない種ということは、毎年種を購入しなければならないわけで、海外から輸入している種だったりしたら手に入らなくなる可能性もあるわけですから。
それでちゃんと発芽することのできる種のストックに力を注いでいるという方がいるというのも本で読んだことがありました。
そしたら身近なところでもその為に頑張っている方がみえました。もちろんその方も勝手に玻璃真人認定です(笑)
たぶん見回してみたらいろんなところに何かで頑張っている玻璃真人認定対象の方々がいっぱいみえるんでしょうね。
でもそんな風にコツコツ頑張っている人はやたら大きな声で自分のことを主張したりしないので、気づきにくかったりするのですが…。
そんな人たちの生き方の輝きがもし私たちの目に光として見えているなら、もしそんな本物の光を見る目が私たちに備わっているなら、あそこに、ここに玻璃真人がいるのかもしれません。
だから明日を信じたいなと思うのでした。