例えば私と友人が同じものを見ていても、本当に同じに見えているのか?私たちはそれさえも証明できない。世界というのは意外に不安定で不確実なものかもしれないと思うのです。
実は私たちは、もっとすごい力を持っている。でもそれに気づいていない、信じていない。私はそんな風に考えます。最先端の物理学の世界では、形の前に人間の想いがあるという説が唱えられています。「人間の想い」があって「現象が誕生する」という考えです。
日本の物理学の世界で受け入れられているのかは「?」ですが。
なぜこんな話をするのかというと、私たちの想いが今回の災害の被害を少しでも小さなものにしていけるのではないかと思うからです。
多くの人が何かをしたい、でも私たちに今何ができるのかという想いでいるのだと思います。災害の映像を観る事で、その痛みを分かち合うという形もあるのかもしれませんが、一人でも多くの命が助かったことを喜ぶ場面を思い描き、一刻でも早く厳しい状況が改善されていくことを思い描く。みんながそんなイメージを強く持つことで、現状を少しでもいい方向に動かしていける。
それが私たちの本当の力なのではないでしょうか。
三重県という場所にいるから、今、災害の中心にいないから、そんなことが言えるのだという指摘もあるかもしれません。でも、ここにいるから今こうして私が伝えたいと思うことを書くことができるのです。
原発から距離があるから、そんな夢みたいなこと言っていられるんだという声もあるかもしれません。
自分自身でも荒唐無稽?と思うイメージですが、原発を透明なドームで包み込みバリアーをはることを思い描いています。ふざけているのではなく、私は思い描いています。そして一人ひとりもその透明なバリアーで包まれている。
危険区域から避難して、科学的な対処をとることはとても大切です。けれど自分の想いの力で、それは「気」のようなものかも、「オーラ」と呼ばれるものかもしれません。それを強化することも一つの方法かも知れないと思うのです。
今だからこそ、想いと祈りの世界を信じていきたいのです。でも、こんな風に考えている人、もうすでにそうしている人は、きっとたくさんいるのだろうとも思っています。