
其の10 神社巡りに山道は付きもの
ミッションを終了したとはいえ、巡るポイントはまだまだある。さて、残された時間でどこまで回れるだろうか。午後1時には車を昨日のレンタカーの店まで戻さなければならない。フェリーの出航が昨日とは異なる港のためレンタカー店から送ってもらうことになっている。移動時間が必要なので早めに車を返還しなくてはならない。『月讀神社』を後にしたのは10時半前。残された時間は2時間半である。
この旅行記のタイトル『うずめ旅』はペンネームの新美宇受女から付けたが、ペンネームの宇受女は神様名の『アメノウズメノミコト』からお借りしている。ということで『アメノウズメノミコト』が祀られている神社はスルー出来ない。次の目的地はその神様を祀る『女嶽神社』だ。
グーグルナビに導かれて進むとこの先を車で行って大丈夫なのか?という道に出た。神社巡りあるあるである。車で通れなくもないが、あまり手入れされていない感じの山道だ。一人ならひるんだかもしれないが、二人ならなんとかなる。前進あるのみ。一抹の不安を抱きながら登った先にはこじんまりしたお社があった。鳥居の前には石段が続いていたので歩いて参拝に来る人もいるのかもしれないが、それもちょっと勇気がいる感じだ。訪れる人も少ないのかもしれない。いつもお世話になっていると自分で勝手に思っている神様にご挨拶をして山道を戻った。