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2021うずめ旅 北九州編⑦
2021年7月

其の7 家の風呂より小さい旅館の温泉?

 

橋の上から夕暮れの港の風景を撮影して、今夜の宿である湯ノ本温泉の旅館『千石荘』に向かう。今回の宿探しは私の担当。私はじゃらん派だ。旅が決まるとじゃらんのサイトとにらめっこの日々が続く。価格、立地、部屋、風呂、食事…あらゆることを調べて悩み迷う。素泊まりで外ご飯を楽しむか、宿でじっくりと食べるかといったことでも悩む。考えてみると時間と労力の無駄遣いなのでさっさと決めれば良いのだが、旅のシミュレーションを楽しんでいるといえるかもしれない。サイト内を行ったり来たりして決められずにいると、パートナーがスマホに一軒の宿のサイトを転送してきた。煮詰まっていた私はそのアイデアに乗っかることにした。それが旅館『千石荘』だった。

昭和の香りがする小さな町の年季の入った小さな旅館だった。部屋にあったベープマットをセットしながら、子どもの頃の夏を思い出していた。旅に出てから初めての食事らしい食事を堪能。調子に乗ってジョッキの生ビールも頼んでご機嫌な夜。

温泉の終了時間は夜9時と宿にしてはずいぶん早いが、家族風呂は24時間入浴可とのことだった。どうせなら広いお風呂に入ろうと少し休憩してから温泉に。赤い暖簾をくぐって入った温泉は、1メートル四方の湯船と洗い場が一つ。女子風呂はずいぶん小さいなと思いながら茶色の鉄錆っぽい湯船に浸かる。いいお湯だったが二人も入れば密な感じだった。次の日朝風呂から帰ってきたパートナーから、男湯の横に女湯があったという情報をゲット。男湯だと思っていた紺色の大きな暖簾の奥に女湯もあったのだ。つまり昨夜入ったのは家族風呂だったということだ。これで合点がいった。今度はゆったりと広い湯船に浸かった。

朝食付きなので普段は食べない朝ご飯をいただく。パートナーは食後に昨日もらった薬を飲む。薬が切れてくるとやはり痛むらしいのだが、ロキソニンを飲むと数分後には痛みがひくらしい。よく効く薬だがなんだか怖い気もする。しかしおかげで旅が続けられるので、今回はロキソニンに感謝である。


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