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2021うずめ旅 北九州編⑤
2021年7月5日 (月)

其の5 幻の巨大水中生物

 

薬局でもらって飲んだ薬は速攻効いた。本人も驚いていたが、これがロキソニンのパワーなのだろう。パートナーも普段はあまり薬を飲まないが、今回の旅ではずいぶんお世話になった。さて、それではいよいよ志賀島に向けて出発と言いたいところだが、そういうわけにはいかなかった。私たちには1445分発のフェリーで壱岐島に渡るというミッションがあったからだ。さらば志賀島。いつかまた。

北九州自動車道をひた走り博多港に到着。ここからもオイオイという展開であるが、午前中に比べれば屁の河童事件である。

フェリーターミナルの文字のある建物を見つけて切符を買おうとすると「ここではない」という返答。そこはフェリー乗り場の建物で、私たちが乗ろうとしていたジェットフォイルは数十メートル離れた別の建物で切符を買うのだとのこと。教えられた場所に行くと窓口は全部閉まっていた。出航一時間前までクローズらしい。とりあえず申込書に記載して駐車場から荷物を運んだ。切符を買ってから数十分あったのでコーヒータイム。カフェラテとワッフルでひと息ついた。思えば朝からバナナ一本食べただけであった。旅食にしては昨夜からずいぶんと質素である。

船旅の感じは三重県の離島に行くのに似ていた。船のアナウンスで巨大水中生物の目撃が報告されているので、場合によってはそれを避けるための航路変更があるようなことを言っていた。巨大水中生物という言葉で私の脳裏に浮かんだのはネッシーの様な生物。一瞬ワクワクしたのだが後になってよくよく考えてみたら、それはおそらく鯨の類のことだったのだろう。自分の想像力のたくましさに呆れたが、だからこそ物語が書けるのだと思うことにしておいた。巨大水中生物には遭遇しなかったものの航海途中に絡まったゴミを取り除くために数分停止するという体験をした。そして定刻より5分遅れの17時に壱岐島の郷ノ浦港に接岸した。


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