「高砂や〜この浦舟に帆をあげて〜♪」という能の謡曲は有名。その舞台の一つといわれている『高砂神社』に到着。境内には立派な能舞台も設けられている。由緒書きによると神功皇后による創建とか。これまた随分古い歴史を持つ。
この神社で有名なのが『相生の松』一つの根から雌雄二本の幹を持つ松が境内に生え、その松にイザナギとイザナミが宿ったとのこと。霊松として崇められて、現在青々と茂っているのは五代目とあった。昭和12年に枯れた三代目の幹が今でも『霊松殿』に保存されているが、龍を彷彿させるありがたいフォルムをしている。ちなみにこの相生の松と呼ばれるものは全国に点在するが、その中でも特に有名なのが高砂神社の松らしい。長寿、縁結び、和合の象徴とのことだが、この旅では夫婦杉など夫婦円満のご利益のある神社にいくつかお参りしている。これで我が家もしばらくは安泰であろう(笑)もはや旅を始めた目的がなんだったのか分からなくなっている(汗)