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うずめ流 玻璃真人播磨旅 その7
2020年9月23日 (水)

小説『城の崎にて』の作者は?と試験に出れば『志賀直哉』と、読んだことはないが回答はできる。行ったことはなくても名前は知っている人が多いであろう城崎温泉。大谿川を挟んで温泉宿が並ぶ古き良き日本情緒溢れる温泉街である。名物は数カ所ある湯屋の外湯巡り。浴衣でそぞろ歩くカップルやグループに出会う。外湯にも興味はあるが、今回のうずめ流旅には観劇というミッションがある。雰囲気だけ味わいながら会場の薬師堂に到着。

第七劇場の小菅紘史氏、演奏家の中川裕貴氏による『山月記』中島敦の短編小説が原作なのだが、私は主人公の李徴と自分の性状が重なり共感を覚える。せめて自分は虎になる前に何とかしたいものである。小菅氏の山月記は数回観ているが、星空の中、境内で観た上演は、また一味も二味も違うものだった。

一日目のミッション無事終了ということで、土産物屋で小さなワインとつまみを購入。自分へのご褒美は忘れない(笑)宿の温泉で寛いで、初日終了。次来る時は外湯めぐりと洒落込みたいものだ。


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