今を生きる魂への物語
玻璃真人新記 真言の…
ホームuzumeストーリーピックアッププロフィールリンクお問い合わせ
uzume
----- 新着情報 へのコメント -----
文字は1000文字以内、画像は1メガバイト以内でお願いします。
本文や画像の削除や追加・変更はできません。
半角カナは全角に変換されます。
管理者の判断で、やむを得ず削除させていただく場合があります。
* 印の箇所は、必ずご記入ください。
お名前 *
メールアドレス
コメント *
画像ファイル
(png/jpg/jpeg/gif)
半角の英数文字をご記入ください(大文字と小文字は区別されません) 画像の文字列
送信
うずめの『宮崎&ちょいと熊本』神社ツアー記
2016年8月23日 (火)

其の14 案内看板がなければ、市民憩いの公園?

 お昼ご飯を食べない作戦とは言っても、お日様は少しずつ西に向かって進んでいきます。どうしても今日の明るいうちに行っておきたい場所があったので、『大御神社』の最寄りの日向インターから東九州自動車道に乗り、南へ。南へ。どんな長さのトンネルが出てくるか分からないので、ここからは写真師がハンドルを。次なるポイントは『西都原古墳』。はい、漢字のテストです。読めますか?答えは『さいとばる』で、さいとばらではありません。沖縄の地名『山原』を『やんばる』と読むのと似ていますね。南方の感じがいたします。

 この『西都原古墳』は、日本最大級の古墳群なのですが、恥ずかしながら私は知りませんでした。佐賀県の『吉野ヶ里遺跡』や青森県の『三内丸山遺跡』などは、詳しくは知らなくてもテレビで観たことがあるよというくらいの認識はありました。「古墳好きなんですよね〜」などと人に言い、奈良県や愛知県の古墳に通い、こんもりとした小さな丘があると、「あれ古墳かもしれない…」なんてことをこっそり思っているのに、知らなかったのです。なので、ガイドブックを見て古墳があるのを知りびっくり。でも、月曜日は総合案内施設もお休みだったので、どうしようかな〜。時間があったら、ちらっと寄って行こうかなという感じでした。ところが、旅のプランニング中に、突然ここがクローズアップされる出来事がありました。少し前に習った『神代文字』の中に『ホツマ文字』というのがあります。ある日、そういえば以前、ホツマの文献読んだよなと思い出し、パラパラとめくっておりました。するとその中に、古代の歴史の舞台として『西都原』が登場していたではありませんか。これは『ちらっと』ポイントではありません。腰を据えて回ろうではないかということで、なるべく早めに到着したかったのです。パワースポットでパワーは感じられない私ですが、こういうシンクロ的なことはたまにあります()シンクロと偶然は紙一重。だったらシンクロと思う方が人生楽しいかなと…。

 途中で少しお買い物。お供えする場所があればと思いお酒を買いに入ったお店が、雑貨屋さん兼食料品店兼薬局だったので、写真師は葛根湯を購入。日々ハードワークをこなす写真師は、ころばぬ先の杖ならぬ、ひかぬ先の葛根湯を愛用しているのです。そして、麦わら帽子も購入し、なぜか栄養ドリンクをおまけでもらっていました()。準備万端整って、『西都原古墳』に到着。「広い…」としか形容の仕様がない野原とでも申しましょうか。大中小さまざまな丘が点在している野原です。総合案内所がお休みだったので、頼れる資料は『るるぶ』だけ。ここ!と思うところをいくつかピックアップして回ることにしました。一つの古墳から別の古墳に移動するのにも車が役に立つという距離感です。最初に行った古墳の前で、記念撮影。ただ撮ってもつまらないので、埴輪の真似っこをしてみました。なかなかの仕上がりですが、女子捨ててますね()

 巡った古墳から二つほどご紹介します。まず『男狭穂塚・女狭穂塚』で、『おさほづか・めさほづか』と読みます。こちらは、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの御陵だと伝えられています。ということで、宮内庁管理で立ち入り禁止です。もちろん柵付きで、遥拝する場所もあります。いったいどなたのお墓なのでしょうね。宮内庁管理のところは、なかなか発掘ができないのですが、いつか真相が分かる時が来るのでしょうか?そしてもう一つは『鬼の窟古墳』。こちらは周囲に堀を巡らせた珍しい形態をしています。実際に横穴式石室の中に入って見学することができるので、なかなか見ごたえのある古墳です。コノハナサクヤヒメに求婚した鬼が、一夜で作り上げたという伝説が残っています。この辺り、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメに関する伝承が多いようです。

 他にも古墳の見どころがたくさんあり、『記紀の道』や神社など気になるポイントがありましたが、お日様は西に傾きかけています。それでも南の国の空はまだ青く、古墳群の上には白い雲。なんだか時の止まったような場所。涼しくなって、犬の散歩やウォーキングの人たちの姿が増えてきました。ちょうどポケモンGoが出たばかりだったので、スマホを見ながら歩く子どもや若者の姿も。1500年の昔と今が交差する不思議な感覚。午後5時を過ぎると、警備会社の人が先ほどの『鬼の窟古墳』に鍵を掛けていました。「ふーむ。夜は入れやんのか〜」と思いましたが、もちろん夜入る勇気は毛頭ございません。ずっと居たいような気分でしたが、我々には次のミッションが、温泉に行くという重要なミッションがあるので、古墳群を後にすることにしました。先ほど購入したワンカップはというと、お供えするところがなかったので、こっそり大地に献上させていただきました。それにしても自分でも不思議です。どうして古墳が好きなんでしょうね?お墓なのにね?まあ、人間何代か遡れば、すごい数の人と繋がっているといいますから、広い意味でお墓参りですかね。日本人の先祖の()。さて、二日目もよく歩きました。ポケモンGoではなく温泉Goです!

 其の15で温泉&宮崎タウンの夜のくだりとなります。


2016-08-23 Tue 13:05:12 / Name : うずめ
犬の散歩をする家族。観光客はほとんどいない感じ。
2016-08-23 Tue 13:06:31 / Name : うずめ
コノハナサクヤヒメさんのお墓。
2016-08-23 Tue 13:08:02 / Name : うずめ
おまけの魔よけ埴輪。photo by写真師。
(※)この場所に新しいコメントが入ります。
 
Hibicore出版 玻璃真人係  |  新着情報    |  個人情報保護方針  |   特定商取引法に基づく表示  |  読者の皆様の声   |   ゲストブック   |  
|  ホーム  |  新着情報  |  ストーリー  |  ピックアップ  |  プロフィール  |  リンク  |  お問い合わせ  |