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うずめの『宮崎&ちょいと熊本』神社ツアー記
2016年8月13日 (土)

其の⑨『夕暮れ時は怪しそう〜♫』なパワースポット

 午後8時から、『高千穂神社』で夜神楽を見る予定なので、それを念頭において今後の動きを考えなくてはなりません。予約しているホテルが『高千穂峡』の近くだったので、ひとまずチェックイン。じゃらんネットで検索し、検討に検討を重ねた末に選んだのは『ホテル グレイトフル高千穂』。本当に、自分でも呆れるくらい真剣に宿選びをします。価格、サービス、場所。それぞれの宿の長短を頭に叩き込んで、何度クリックを繰り返すことか。乗り物を考える時も同じようにクリックを繰り返し、電卓を叩き、あ〜疲れた〜と思うのですが、そのシミュレーションを行っている時から、もう旅は始まっているのかもしれません。

フロントで朝食券と夜神楽のチケット、『高千穂神社』に行く時のためのLEDライトなどを受け取り部屋に。荷物を置き、お風呂セットを取り出すと休むことなく次の目的地に。今回は二泊とも温泉宿ではないので、町の温泉に入ることが一つのお楽しみだったのです。夕飯は夜神楽が終わってから、ホテル近所の居酒屋さんで一杯やりながら、地元の美味しいものなんかつまんで、いい気分で宿に帰って寝るという計画。ホテルの紹介の中に、徒歩圏内に居酒屋など外食できるところが多いので、素泊まりプランも楽しめますよという案内があったことも、この宿に決めた理由でした。ところがフロントでお店についてたずねると、なんとまぁ、近所のほとんどの居酒屋さんが日曜日でお休みらしいのです。この日曜日問題はうっかりしておりました。

気をとり直し、まだ日の光があるので、車で十数分のところにある『天岩戸神社』まで行ってみることにしました。夏の旅行のメリットは、夕方遅くまで見て回れるところですね。行けるところまで行こうではないかと、車を走らせると宿から二、三分のところにファミリーレストラン『ジョイフル』発見。「まぁ、晩御飯は最悪ここもあるしな」「でも、せっかくやで、居酒屋とか食堂がええな」。そんな会話を交わしながら、高千穂の町を走りました。夜神楽のモチーフが描かれた『高千穂トンネル』を抜けると、郊外の風景が広がります。山々の頂が雲に隠れた神話の世界をイメージさせる景色に、車を停めてシャッターを切りました。

ともするうちに『天岩戸神社』の看板と駐車場が現れました。午後5時を回り、他に参拝者はいないようです。『天岩戸神社』には、岩戸川を挟んで『東本宮』と『西本宮』の二つのお社があります。ちなみに到着したのは『東本宮』で、こちらは、天照大神が『西本宮』に祀られている天岩戸から出て、最初に鎮座された場所といわれています。伊勢においでになるまでに、いろんなところに引っ越しされたのでしょうね。駐車場に入ると、センサーで音楽が鳴り『手力雄』の像が動き出します。ウェルカムの合図なのでしょうか。なかなかサービス精神旺盛な神社です。人気の無い境内を歩いて参拝。本殿は向こう岸の『西本宮』境内にあるので、遥拝所のみの神社です。さほど広くないのでスルリと通り抜け、出口に案内看板が立っている『天安河』へと歩みを進めます。

ガイドブック等の写真で見ると、とても神秘的というか怪しげな雰囲気が漂うところの様です。写真師も紹介写真を見て、「これは大判やな!」と、大きなカメラを取り出して歩き出しました。途中に土産物店やカフェが二つ三つ。もちろんもう閉まっていました。そのカフェのソフトクリームのポスターを見て、値段に驚愕。地元産の美味しいはちみつを使ったソフトクリームらしいのですが、600円!食べてみたいような…でも、マンゴーソフトが400円やし…などと、もともと営業時間外で食べられないソフトクリームのことをアレコレ妄想しながら、『天安河』のある川原まで降りて行きました。

川原の薄暗い小道を下り、『太鼓橋』を渡るとやがて開けた場所に出ます。その先に洞窟があり、鳥居の奥にお社が祀られています。ここは天岩開きのために、八百万の神々が話し合いをされた場所とのこと。『仰墓ヶ窟』と呼ばれる洞窟には、人々が願いを込めて詰んだ石が並んでいるのでおり、ちょっと不気味とも思える雰囲気です。恐山などをイメージさせる光景です。日暮れ時に行ったので余計にそう感じたのかもしれませんが、『天安河』というよりは『賽の河原』を連想してしまいました。私的には石積みがないほうがいいなと思いました。

写真師は撮る気満々です。大判カメラでしかも被写体が暗いので、露光時間がとてつもなく長いのです。こうなったらもう待つしかありません。「わたし、ま〜つわ〜♫」とは歌わずに、自作のうずめの歌を思う存分歌いながら待っていました。もちろんワンカットでは済みませんので、かれこれ2030分、待たせていただきました。その撮影の間に、誰一人参拝に来ませんでした。もう6時も回って暗くなってきたし、さすがにここまで来ないのかなと思ったのですが、カメラを片付け始めたとたんに、カップルが現れました。そして帰り道に二組、三組とすれ違ったので、本当に不思議なエポック時間でした。結界でも張るパワーがあるのか写真師!と思ってしまいます()それにしてもすれ違ったのは若いカップルばかり。薄暗い道をドキドキしながら手でもつないでいくのでしょうかなどと想像しつつ…あ、こちらもカップルでしたね。若くはないけど()ちなみに、帰ってパンフレットを見ていたら『太鼓橋』付近は、顕著なパワースポットとありました。やっぱりパワースポットセンサーは備わっていないのか?うずめ!さて、1日目の神社巡りはこれにて終了です。しかし、高千穂の夜イベントはまだまだ続くのであります。

其の10で、旅の1日目やっと終了の予定です。


2016-08-13 Sat 17:36:33 / Name : うずめ
雲のかかる山々に囲まれた高千穂の町
2016-08-13 Sat 17:38:11 / Name : うずめ
天安河の前を流れる清流岩戸川
(※)この場所に新しいコメントが入ります。
 
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