7月に伊勢市で観た日に、玻璃真人倶楽部の主催で、自主上映をやろうと決めて、3ヶ月後の10月12日、たくさんの人たちのご協力を得て、上映会を終えることができました。
ノーベル賞の受賞対象も、微生物に関する内容であったり、このタイミングで上映できたのも意味のあることなのかなと思ったりもします。映画は有用微生物群EMがテーマですが、このEMについても、その効果、河川などでの用い方への批判や反論が出ています。映画に登場するEMの研究者として知られる比嘉照夫農学博士に対しても、肯定、批判の二つの意見に分かれます。ただ、映画では、有用微生物が放射能除去に効果があると提言している他の、学者や博士が登場します。
専門家ではない私には、何が正解なのかは分かりませんし、完全なる正解というものがあるのかどうかも分かりません。しかし、知らないということは、それについて考えたり、行動したりする機会もないということです。自分が生きている地球の環境を他人まかせにするのではなく、自分なりに考えてみる、そして自分の判断で動いてみることが大切なのではないかと思います。
映画の中で「後に来るもののために…」という詩がでてきます。後に来るものは、自分の子どもであり、孫であり、地域の子どもたちであり、広い意味では、地球上に生きる全てのもののためでもあり、もしかしたら、次に生まれ変わるかもしれない自分のためなのかもしれません。
生き物の頂点であると自負しているかもしれない人間。そして命の底辺にあるのは、微生物。人間がいなくても、微生物も他の生き物も生きていけますが、微生物や他の生き物がなくては、人間は生きていけません。そんな風に少し謙虚な目で世界を眺めてみると、生き方が変わるかもしれませんね。
ちょっと固いテーマでしたので、最後に映画のパンフレットにあった、簡単蘇生ライフというのを二つほどご紹介。味噌、納豆、ぬか漬けなど発酵食品を食べよう。毎日大いに笑おう。感情と微生物の働きには深い関わりがあるそうですので、今日も笑っときましょう!