其の⑲…カタコトイングリッシュ@ヨガ道場
ホテルに到着して一息ついたら次のミッションへ…。二日目の夕方はワンデー体験ヨガに行くことにした。これもマッサージと同じくガイドマップで見つけた。昨日は観光ツアーデスクに頼んで予約してもらったが、ワンデー ヨガをやっているフェスタリゾート&スパは、歩いて行ける距離だし明るい時間帯だったので直接現地に行って申し込むことにした。写真を撮りながら歩く。約10分で目的のホテルに着いた。
フェスタリゾート&スパは、宿泊しているハファダイビーチホテルよりゴージャス感があった。フロントのお嬢さんにたずねる。「ワンデー ヨガ?」単語だけだが、とりあえず通じたのか英語で場所を説明してくれるが分からない。フロントカウンターから出てきてくれたお嬢さんが指さした方に向かうとガラス張りの広いホールがあり、入り口にヨガのDMが置かれていた。のぞいてみるとお兄さんが一人いたので、ここでも「ワンデー ヨガ?」と発すると「イエス」と返ってきた。ヨガが始まる5時までまだ一時間ほどあったので参加表明をしたらホテルの散策でもするつもりだったのだが、ヨガティーチャーが椅子を指して、まあ座りなよと言う。ここから先は日本語に翻訳して記す。一応この後の会話もイン イングリッシュである。どっから来た?サイパンで何をした?職業は?的な話をティーチャーはセンテンスでたずね、私はほとんどワードで答える。インドでヨガ教室を開いている若い男性で、ここのホテルと契約して教室とマッサージをやっているらしい。私が昨日はハワイのロミロミとインドのシロダーラをした話をすると「Do you like massage?」とティーチャー。「Yes」と答えると、じゃあインド式マッサージをやってあげようという話になった。ヨガ教室のフロアーでうつぶせになり、何故かマッサージを施してもらっている自分がおかしかったが、昨日のロミロミのグリグリローラーとはまた違う気持ち良さだった。もちろんタダ。おまけにこれまたなかなかのナイスガイである。昨日のマニャガハ島そして今日のヨガ道場、今回の旅は異性運が良いのではないか?もしかしたら南南東の吉方とはこのことか?(笑)
それからチャクラや瞑想の話をしているうちに時間が来たのだが、結局体験者は私一人だった。ホテルのスタッフらしき女性が二人来て一緒にヨガをした。教室の内容は良かったが、ホテルに帰って一度やったきりなのでもう覚えていない。「またインドの教室においでよ」とDMをくれた。この1月でここをやめてインドに帰るらしい。残念ながらこの状況ではそれもやむをえまい。それにしてもサイパンでインドの人と一時間余りもカタコトの英語で会話をすることになるとは、人生とは何があるかわからない。これも旅ならではの非日常である。さて残るミッションはスーベニア、お土産の買い物だ。聖なる夜の街へ繰り出すとしよう。