其の⑦…鳥の見えないバードアイランド
次の『バードアイランド』もバスで10分足らずの北部の海岸沿い。こちらは海岸から50m沖に浮かぶ石灰岩の無人島。鳥たちの棲家でチャモロ語では鳥が眠る島『イレスタ・マイゴ・ファハン』と呼ばれている。が、『バードアイランドですが鳥は見られません』とガイドさん。鳥たちは眠りに帰るだけで、日中はどこかに飛んで行ってしまっているらしい。日の出や日没時には鳥たちが乱舞するらしいのだが、トンビ一匹見かけなかった。鳥たちのベッドタウンと言ったところ。
鳥が見えずに残念とはいうものの弧を描く入り江に浮かぶ島の姿は美しく、日本統治時には月見の名所として親しまれて『月見島』と呼ばれていたとか。移民の方々が祖国の海に想いを馳せながら美しい月を見上げ宴を開く、そんなのどかな暮らしが営まれていた時もあったのだ。
そして午前中最後のポイント『シュガーパーキング』へ。うずめが宿泊しているホテルもある島の中心街に近い所。ここは翌日のオプショナルツアーでも訪れたのだが、その時の方がガイドさんの説明がとても熱かったのでそちらで紹介することに。ここでガイドさんの姿をスマホでパチリ。フィリピンから来ているテレサさん。サイパンで働くには日本語を覚えなくてはというので頑張ってマスターしたそうだがとても流暢。ホテルでもお店でもフィリピンの女性が多いのですが、みなさん明るくて働き者という印象だった。さてさていよいよランチタイム。