青々とした葉が茂っていたケヤキが冬の到来に向けてどんどん葉を落としていきます。木の下で空を仰いでも何も見えなかったのが、今では、枝の間から月も青空も眺められるようになりました。
冬本番の頃には本当に丸坊主。ところが春になって気づくといつの間にか黄緑の若葉をしっかりと蓄えているのです。里山に越して来てからもう10回近くその巡りを目にしてきました。
当たり前なんだけど、ふと立ち止まってそんな巡りに想いを馳せると、その当たり前という奇跡に深い感動を覚えます。すべては流れている。でもすべてはここに戻り、ここにある…という感じ。