数年前に書店で平積みになっていた木村秋則さんのドキュメタリー本『奇跡のリンゴ』。気になりながらも手にすることはなかったのですが、少し時間がたってからやはり気になって購読しました。無農薬のリンゴ栽培に挑戦する青森のリンゴ農家木村さんの挑戦を描いた本ですが、読んで頭の中が『すごい』でいっぱいになったことを覚えています。
その本が時を経て映画化されたので観てきました。やっぱり感想は『すごい』でした。常識では無理だと言われていることに挑戦することがすごい。失敗を十回も続けられることがすごい。それをささえた家族がすごい。
ひとつ失敗することが、ひとつ成功に近づいている…ところが、そのひとつの失敗が恐ろしくて身動きの取れない自分のふがいなさを顧みる。十回どころか一回の失敗でも諦めて立ち止まってしまう。そこにもし実がなったとしても、それはきっとすっぱいだけのリンゴのような気がします。失敗を恐れない勇気と諦めない強さという肥料を与えて初めて甘くて美味しいリンゴが実るのでしょうね。甘くて美味し~い実をつけたいものです。
写真は映画の帰りにスーパーの見切り品売り場で買ったもの。甘くも酸っぱくも…味がなかった…。今の私のリンゴかな(笑・涙)