時々利用するコインランドリーに漫画が(今日日はコミックっていうのかなあ)置いてあります。他のコインランドリーでは乾燥機を回している間に買い物に行ったりするのですが、ここの漫画のセレクトがなかなか面白くて結構はまってしまいます。待っている間の2~30分に丁度一冊読めるので、また次回にもう一巻と続きを読むのも楽しみ。
「聖おにいさん」とか「テルマエ・ロマエ」路線から、あまりよく知らない出版社の本が小さなカラーボックスに二十冊足らずなのですが、時々入れ替えもあっていつも新しいものを何か一冊読むことができます。つい先日読んではまったのが「俺物語」という少女漫画。主人公の高校生がこれまでの少女漫画になかったような豪快でごつい系。でもハートと漢気が溢れてなかなか魅力的なのです。そして今時の高校生に珍しいかどうかは分かりませんが無垢でカワイイ彼女。その二人の世界が面白切なく描かれていて、先日はつい人がいるにも係わらず、ランドリー店でブフッっと吹き出してしまいました。
十代までは自宅の押し入れが埋まるほどに漫画を買って読んでおりましたが、成人してからは誰かが貸してくれたり、どこかに置いてあったりもしくは、息子が読んでいるスポーツ漫画を時たま手にするくらいですが、ページを開くとその世界に吸い込まれて違う次元を生きている感じがします。先ほど挙げた「俺物語」の魅力は、ビジュアルじゃない中身で勝負のヒーローが登場したことでしょうか。ビジュアルも大切だけど内から醸し出すものはそれ以上に大切だな~と思った時、ふとわが身を振り返ったりするのでした。
写真は名古屋在住の頃に集めたサザエさんの復刻版。落ち込みの激しかった時だったので、毎月発刊されるこの漫画にずいぶん救われたものです。笑いのスイッチをいれてくれるものはありがたいですね。