先日仏頭のブッちゃん(愛称)が突如庭に現れたことを書きましたが、本日の朝のご登場はヘビ。たぶんヤマカカシという種類でしょうか?時々見かけます。
「聖者の行進」ならぬ「聖蛇の行進?」ドラマの場面でもよくありますが、紐?と思ったら蛇だったシリーズ。縁側に鎮座まします姿は、そのくねり具合から一見麻のロープか?と思える形状でした。しばらくは少しずつロープの形を変えながらそこにいたので、何度か挨拶をしたのですが、いつの間にかいなくなっていました。
これが白蛇だったりすると、「神様のお使いだ~」などと言われたりしますが、フツーのヘビだったので、いわゆる吉祥とかに結びつかないのでしょうね。でも、白いヘビだろうが柄付きだろうが生きとし生けるものにはみな神様が宿っているのではないかと思うのです。虫も、花も木も、動物も、もしかしたら無機質と称されるものにも。
私たちの一人ひとりの中に宇宙があり、宇宙の中の一部として私たち一人ひとりがいる。同じように一匹のヘビの中に宇宙があり、宇宙の中の一部として一匹のヘビがいる。宇宙は神と言い換えることができるかもしれません。
そう考えると、相対する人はもちろん、日々出会うすべてのものに対して神に向き合うのと同じ思いで向き合うべきなのかもしれません。すべての中に神を見る…という生き方にはほど遠い生き方をしていますが、心のどこかにそんな謙虚さを持つことも大切かもしれません。
ついつい日常の営みの中で翻弄される感情の波を、少しでも穏やかにするための小さなヒントのような気がする今日この頃です。