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晴耕雨読といいますが。本からいただくものは…その③
2011年10月22日 (土)
晴れた日に田畑を耕すわけではないので、天候にかかわりなく本を読みますが、車の無かった時代は、それこそ雨の日には家でゆっくり本でも読もうか…。という感じだったかもしれませんね。
本そのものについては何も覚えていなくても、その内容のある部分をしっかり覚えていて、何かの折にそれがフラッシュバックすることがあります。
文庫本か何かの一章だったのか?雑誌のショートストーリーだったのか?教科書的なものだったのか?全く思い出せないのですが、内容とその挿絵のイメージを漠然と覚えているお話があります。挿絵があったのかもさだかではないですが…。
外国の町の空き地で、おじさんがしゃがんでは、何かキラッと光るものを拾い上げている。それを見つけたおまわりさんだったかが、怪しんで問いただすとおじさんは手のひらに集めたガラスのカケラを見せたのだったかな。「どうしてそんなものを拾うのか」という問いに対して、「子どもたちが怪我をしないように」と答えます。で、周りを見てみると空き地の離れたところで子どもたちが走り回って遊んでいる。そしてその子たちは靴をはいていない。
もちろんもっとちゃんとした表現だったのだと思いますが、残念ながら再現はできません…。でも残っているんですね。小学校の頃読んだ1ページ足らずの話を。読んだものはそれで終わりではなくて、自分のどこかに残っているんでしょうね。
写真は晴耕雨読じゃなくて、晴休雨動のカタツムリたち。
2011-10-23 Sun 10:38:17 / Name : ひろゆき
またおじゃまします。
昔の話。
当時ろくにものも言わぬ父でしたが(まだ健在です)、『ジル・マーチン物語』という題名の本を買ってもらったことがあります。
わたしが小学3年のころで、書道教室の帰り道、ふたりで立ち寄った鈴鹿市内のちいさな書店でした。
物語の中では、みんなが乗っていた船が赤道にぶつかる(!)場面があり、そこでは『赤道じいさん』なる面妖な人物が登場します。
あとがきの中で、著者である野上彰さんは、幼いころ読んだお話(赤く錆びついた赤道を保全する『赤道ばあさん』)の記憶をもとに書いたのだと述べておられました。
『ジル・マーチン物語』はなんども読みましたが、おそらく3年後の自宅の改築のさいに捨てられてしまったのでしょう。あとでどんなにさがしても見つかりませんでした。
40年以上前の話です。
「真っ青な海の上を、水平線に向かって赤く錆びついた赤道がえんえんと続いている……」とか「こないだの台風のせいでサビが出てたいへん……」
いいかげんな記憶ですが、そんなくだりがとてもおもしろい本でした。
長くなってすみません。昔を思い出すことがほんとうに多くなりました。
さて、うずめさまの文章を見て探してみたんです。
ガラス、拾う、子ども、はだし、怪我、おじいさん、などのキーワードを、とっかえひっかえしていろいろ検索したんですが、それらしいものが見つかりません。
挙句にはどういうわけか、日本昔話の『赤まんま(雉も鳴かずば……)』の話に行き着いてしまい、怖い話をYouTubeでいろいろ眺めて遊んでいました。
秋の夜長といえど時間が足りません。まるで人生のようです。
『ジル・マーチン物語』は、いまの世の中、本気で探せば見つかると思います。
でも、淡い思い出のまま置いておきたいという気持ちも交錯するんですわ。
げんざい父は一病息災。耳が遠くなったぶん声がでかくなり、むしろ外交的な人物に写ります。
2011-10-23 Sun 11:55:14 / Name : うずめ
ひろゆきさま
私も小学校3年生の頃、父に買ってもらった本を覚えています。
「赤毛のアン」でした。結構分厚い本でしたが、表紙の色や絵を今も覚えています。
成人した頃はもう手元になかったかな。
小説はあまり読んでいないので、貴重な一冊かも(笑)
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