今回の福島の原発事故は、みんなの責任なんじゃないかなと思うのです。
東京電力が悪い。政府が悪い。原子力安全委員会が悪い。○○が悪い…。
でも、日本人みんなが、というと語弊がありますが、多くの日本人が悪かったのではないのでしょうか。もちろん私も含めてです。
推進派だったか、反対派だったかといえば、もちろん反対派でした。三重県でも芦浜原発のことがありましたので、身近な問題でした。日本中の世界中の原発は無くすべきだと思ってきました。
奇しくも子どもの誕生日が、年こそ違いますがチェルノブイリと同じ4月26日なので、子どもにもその話をしてきました。
でも、積極的に活動を行ってきたわけでもなく、少しでも使用電力の少ない暮らし方をしようと心がけてきたわけでもありません。電力の恩恵にひたりながら、口先で反原発を唱えていただけでした。
そして心のどこかには、あきらめという気持ちもあったのです。私たちに止められるわけがないという。崩すことのできない壁だと思っていたのです。
もちろん、電力を極力使わない暮らし方を実践していたり、あきらめずに反原発の働きかけを続けている個人や団体のもたくさんあります。
でも、日本人の多くは、私と同じくこの問題を棚上げしたり、あきらめたりしていたのではないのかと思うのです。
自分のことはついつい棚上げしてしまう…それを変えていかなくては。そんなことを想い書いたハリマビトノウタをアップしました。